ビオトープ孟子

ビオトープ孟子について

当法人が保全活動を展開している海南市孟子(もうこ)不動谷は県下有数の高ポテンシャルの里山環境です。法人独自の動植物調査において、哺乳類17種、鳥類130種、昆虫類800種、両生爬虫類20種、植物類500種が確認されています。
孟子不動谷の環境要素は、棚田地形の耕作地(水田及び果樹園)、谷の南北を東西に走る丘陵地に形成されている二次林(薪炭林由来の雑木林)、天堤池・犬飼池・不動池をはじめ谷中に点在する数個の農業用ため池、天堤池南谷に源を発する貴志川支流・荒糸川よりなっています。耕作地はかつて孟子周辺に人為的移入種として生息していた混血ザル(ニホンザル×タイワンザル)による食害及び農業従事者の高齢化と担い手不足に起因しどんどん耕作放置されつつあります。また、丘陵地の雑木林も、薪炭林としての定期的間伐管理が滞って50年以上になることにより、植生遷移が進行しかつての落葉広葉樹優占の林から、和歌山県丘陵地の本来の極相である常緑広葉樹林に変貌しつつあります。

モニタリング調査により確認された動植物の中には、ムササビ、フクロウ、ハチクマ、サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ、ベニイトトンボ、アオヤンマ、ネアカヨシヤンマ、ハネビロエゾトンボ、ウラナミアカシジミ、アカマダラコガネ、セトウチサンショウウオ、ニホンアカガエル、トノサマガエル、エビネ、キンラン、ギンラン、ミズオオバコ等の環境省や和歌山県指定のレッドリスト記載種が多数含まれています。

その生物多様性豊かな里山の保全活動に対し、平成21年(社)日本ユネスコにより「孟子不動谷生物多様性活性化プロジェクト」として未来遺産指定されました。

団体概要

名称特定非営利活動法人 自然回復を試みる会・ビオトープ孟子
代表者坂本雅城
所在地〒642-0022 和歌山県海南市大野中995-2 海南市わんぱく公園内
電話番号073-484-5810
FAX073-484-5820
設立1998年2月1日
メルアドinfo@wanpaku.pya.jp (理事:有本 勤務先)

沿革

1998年2月地元有志数名により、海南市孟子不動院那賀寺前の放置田を借用し、トンボ池(1ha)を掘削して発足
2002年6月わかやま環境大賞部門賞受賞
2002年8月特定非営利法人(NPO)登録完了
2003年10月19日「環境フォーラム」に出展
2004年2月1日孟子記念館「山案山子」開館セレモニー
2004年4月29日平成16年度「みどりの日」自然環境功労者
環境大臣表彰「自然ふれあい部門」受賞
2004年6月12日読売新聞社&環境省主催
「全国里山60選」選出&受賞
2004年7月 – 2005年3月海南市より「豊かな里山自然を活かした高齢者の生きがいづくり推進事業」
2004年9月 – 2005年3月「NPOからのふるさとづくり企画提案事業受託」
2005年11月26日27日地場産業市出店
2006年1月20日21日平成17年度田園自然再生活動コンクール「子どもといきもの賞」受賞
2008年 – 2009年3月和歌山県紀の国森づくり基金にて孟子里山公園の整備事業
国土緑化推進機構助成にて間伐材を活用したとんぼ池補修
2009年4月1日(株)丸山組との連携により海南市わんぱく公園の運営開始
2009年12月1日(社)日本ユネスコ未来遺産登録決定
2014年4月1日地球環境基金及び経団連基金により、孟子不動谷トンボ相復元計画発足
和歌山大学との協働により「クリエプロジェクト」開始
(株)丸山組との連携により海南市わんぱく公園の運営更新
2015年地球環境基金助成
※平成27年5月~平成27年12月 孟子不動谷で和歌山大学生によるトンボ調査
※平成28年1月 和歌山大学でトンボ調査データ集約&PPT作成
※平成28年1月~3月 法人借用の放置水田地を、「ふゆみず田んぼ」的なビオトープとして圃場整備
花王みんなの森助成
※平成27年3月~平成27年12月 県立向陽中学校理科部よる両生・爬虫類調査
※平成28年1月  調査データ集約及びPPT作成
※平成28年3月 孟子不動谷内耕作放棄地にクヌギ苗100本植樹
2016年第5回生物多様性フォーラム実施
※平成28年2月28日 貴志川生涯学習センターかがやきホール
地球環境基金助成決定
花王みんなの森づくり助成決定
経団連自然保護基金助成決定
あいおいニッセイ同和損保和歌山支店助成(継続)
2017年高野山奥ノ院御廟用黒炭納入開始(3月)
栃木県佐野市「田中正造の日」市長賞受賞(10月)
三井住友海上和歌山支店助成(12月)
トヨタ環境財団助成決定(12月)
2018年フィランソロピーバンク((株)かんぽ生命)より寄付金授与
2019年和歌山県生物多様性戦略・里地里山保全認証団体第1号指定(和歌山県自然環境室・4月)
2021年公益財団法人日本自然保護協会「日本自然保護対象2021」入選(3月)
花王ハートポケット倶楽部地域助成パワーアップ助成決定(3月)
日本河川協会主催日本水大賞「市民活動賞」(4月1日)
独立行政法人環境再生保全機構主催地球環境基金助成決定(6月11日)
2022年