2024年5月15日(水)10時~16時30分、橋本市にあるきのくに子どもの村学園動植チームが来場し、孟子不動谷でフィールドワーク(自然観察)を行いました。動植チームの子どもたちは、学園内(橋本市彦谷)にビオトープを整備するそうで、里山環境を活用したビオトープ整備について学習しつつ、水辺ビオトープ周辺で動植物観察を行いました。
彼らのフィールドである橋本市彦谷は、高野山山麓部に位置し、クマタカ、ミズラモグラ、カワネズミ、ムカシトンボ、ヒメクロサナエなどが記録されている孟子不動谷よりかなり山奥の渓谷環境ですが、山地性のマホロバサンショウウオに加えてニホンヒキガエルやヤマアカガエルの記録もあるので、現在は安定した止水域は学園内の池くらいしかないようですがかつては水田耕作をしていた山間の里山環境なので、孟子不動谷での自然再生活動は少なからず参考になったと思います。
水辺ビオトープ周辺で採集した両生爬虫類&昆虫類のレクチュアに加えて、参道を散策しながら参道沿いの土手に植物観察を行ってもらい、林道の整備が土手の植物の多様性の充実に大きな効果があることを理解してもらいました。