地域の宝、100年先へ

ヒクイナ(くいな科)

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ヒクイナ(絶滅危惧Ⅱ類)

孟子不動谷でビオトープ孟子が里山保全活動を開始した
1998年からずっと、少数ながら谷内に渡来している
のは認識していました。休耕田にできたガマやヒメガマ
の湿草地や、イネが育った水田で繁殖しているらしく、
時折夜に囀りが聞けたり、軽トラに轢かれた死体を拾っ
たりしていたのですが、なかなかその繁殖確認ができな
いでいました。
それが平成29年、とうとう雛連れの写真を撮影するの
に成功しました。数年前から耕作放棄地となっている入
口の水田がその「現場」です。この耕作放棄地は非常に
ポテンシャルが高く、孟子で唯一のタコノアシ(たこの
あし科・和歌山県絶滅危惧Ⅱ類)の自生地であるだけで
なく、カワヂシャ、ツチガエル、ミナミメダカ等、和歌
山県RDBに記載のある動植物の生息・自生が確認され
ています。最初は4月末に孟子不動谷入口に住む森さん
がヒナ連れの家族を観察されており、それから1か月た
った6月中旬、有本もヒナ連れの家族に出会ったという
訳です。
ヒクイナは万葉集などに「戸を叩く水鶏」として詠まれ
るなど古くから里山の夏の風物として親しまれるほどご
く普通の鳥でしたが、近年里山環境の悪化・環境の単調
化に伴い全国でその数を激減させています。今回孟子で
確認されたヒクイナの繁殖は、とても貴重な記録である
と言えるでしょう。

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