令和4年12月10日(土)13時より、県立向陽中学校理科部の鳥類調査を行いました。このところ向陽高校3年生の保田君にラインセンサスをお願いしているのですが、この日は普段人が殆ど行かない不動池の調査も行ってくれ、オシドリ(かも科)が越冬しているのを確認してくれました。その他ハイタカ、ノスリ、クロジなど、冬に観察できる鳥類を一通り確認してくれたので、非常に良い調査を行うことができました。定置カメラには種名を特定できるような鳥類の映り込みはありませんでしたが、哺乳類のデータはかなり多く取得することができました。しかし、イノシシ、ハクビシン、アライグマなど、人為的移入種の占める割合が多くなりつつあるのは気になるところです。この傾向性は孟子周辺の里山環境共通のものですが、定置カメラ設置によりしっかりデータ取得して調べると、具体化するのでより心配になってくるものです。嬉しいデータとしては、ニホンリス(りす科)の映り込みは2地点で2件あったことです。ニホンリスに関してはこちらが類推しているよりも多くの個体数が生息しているのだと思います。アカギツネは、6月のデータ検証時に1件記録したのみでその後記録がないので、やはりこちらは個体数が少ない可能性が高そうです。