令和4年6月28日(火)9:10より、和歌山大学共用教育棟G103講義室で1年生(経済学部・教育学部・システム工学部・観光学部)の皆さんに講義をさせて頂きました。日頃よりお世話になり、現在2名のゼミ所属大学院生が孟子不動谷で修論研究をしてくださっている中島敦司教授(システム工学部)が持たれている年間全8回の全学部共通の講義であり、「里山~SATOYAMA~環境」を今後も我々にとって重要な環境であることを認識していくための新しい価値を受講生一人ひとりが発見することを目的として、里山環境をさまざまな角度から検証していることを目標として開催されているものです。今回有本(同会理事)がその講義に1枠を頂いて講義をさせていただきました。題目は「里山~SATOYAMA~の土地利用と生物多様性について」とさせていただきました。有本が少年時代をおくった昭和45~50年当時は、身近な山や川でトンボを採ったり、魚釣りをしてりして遊ぶことはかなりメジャーな「こども遊び」だったし、農業を生業にしていた世代が祖父母として存命していて農業の話を聞く機会も周辺にたくさんあったし、なによりも育った場所にな水田や雑木林が沢山あったので、今里山にあると言われる新しい価値の一つである「里山で遊び身近な昆虫たちと触れ合うことがいかに楽しいか」を身に染みて体験してきていますが、今20代前半の若者たちは、里山に関する実体験はもちろん、情報からも隔絶されつつある状況であるため、里山の特徴的な生き物と、どうして里山に多く住むのかについての情報をできるかぎり伝達することを目的に講義内容を作成させていただきました。元来人に物事を説明するのがへたくそなので、どれだけ学生の皆さんに情報が伝わったかはアヤシイですが、なんとか80分喋り終えることができました。7月2日(土)には、システム工学部3回生の皆さんが孟子不動谷現地を訪れ、実際に里山~SATOYAMA~を実体験する予定です。