(特)自然回復を試みる会 ビオトープ孟子/孟子里山情報

ビオトープ孟子 里山を守り後世に伝えるために
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孟子里山情報

孟子不動谷だより

暑い・・・(平成21年6月8日)

ありもと@孟子です。。  みなさんこんばんは。。。

2週間ぶりの孟子です。
先週はわんぱく公園の職員研修で京都にいったので、孟子
のデータをとれないでいました。


その間、何人かの友人からの孟子の状況を聞きながら、早
く次の月曜日にならないかと首を長くしていたのです。
先週はオオルリが巣立ったそうです。
ササユリもそこここに咲き出しているという報もありました。。

朝7時
そんな友人たちの情報を確かめる意味でも、ちょっと早めに
孟子不動谷到着です。

6月の不動谷の森は、ホトトギスの声であふれています。
「テッペンカケタカ」とも「特許許可局」とも聞きなされるけたた
ましい声で、不動谷の上空を飛び回りながら鳴き叫んでいま
す。

「目に青葉、山不如帰 初がつお」
「初がつお」にはちょっと遅いですが、孟子不動谷の森は青葉
若葉が萌えるようです。

ツルアリドオシの花が咲き出しました。
延命地蔵奥の参道のわきに、白い双子の小さな花はそこここ
に咲いています。
小さな花ですが、孟子不動谷の初夏を彩るなくてはならない花
の一つです。

ヒリリ ヒリヒリ・・・
サンショウクイが上空を通過します。

半成熟のコヤマトンボが、気持ちよさそうに中空を滑っています。

美しい青空の下、ホワイティ&アイちゃんを従えて、水田の草刈
をしている丸嶋さんの頭上の電線に、ツバメのヒナが並んで止っ
ています。
「孟子泥田手植え体験」を来週に控えて、代掻きが済んだ水田の
上空を、お父さんツバメとお母さんツバメが、忙しげに飛び交って
います。
水田の上空を羽虫を咥えると、電線に並んで待つヒナたちに向
かって飛び、餌乞いをするヒナの口に放り込んでいきます。

孟子不動谷には定住民家がないので、ツバメは繁殖していませ
んが、周辺で営巣したツバメたちが、巣立ちビナを連れて孟子不
動無農薬米水田に殺到するのです。
無農薬のため、稲作害虫がいっぱいであることを、みんな目ざとく
察知しているのです。

延命地蔵の西の谷をあがります。
ここをつめた尾根に、綺麗なキビタキがいるので、観察にいくの
です。
ググッ チッチョーホイ ホイホイ・・・
サンコウチョウの声が頭上から降って来ました。
この谷でサンコウチョウを確認したのは初めてのことです。
今年から繁殖をはじめたのでしょう。
孟子の初夏の仲間が増えるのは喜ばしいことです。

サンコウチョウの♂にあいさつを済ませ、さらに上ると、転がるよ
うなキビタキの美声が聞こえてきます。
ピューリ ココインジ ココインジ・・・
同じ旋律を何度も何度も繰り返す、おなじみの旋律です。
声のする方を見ていると、黄色い喉をふくらませて、囀る♂が見
つかります。

最近里山の林でごく普通に繁殖するようになったキビタキですが、
ありもとが日本野鳥の会に入会した20年前には、ブナ帯の夏鳥
の代表として、あこがれの鳥でした。
水仙色の鮮やかな喉を膨らませ、コナラの横枝でさえずる姿を見
ると、コナラの樹が、ミズナラの樹に見えてくるようです。

喉も潰れんばかりに歌う♂の下の藪で、地味な♀がチョコチョコし
ています。
ヒッ ヒッ クリリ・・・
警戒の声を上げながら、ありもとをけん制しているようです。
半径5mほどの範囲に営巣しているようです。

「先週オオルリのヒナが巣立ったのだから、オマエのヒナも、かなり
大きくなってるよな」
そう問いかけるありもとに向かって、警戒姿勢を強めるメスを横目
に、そろそろ退散します。

参道沿いに、ササユリが咲いています。
しかし、カメラを向けたくなるような新鮮な花はもうありません。
「まじったなぁ、やっぱりこの1週間は、大きいよなぁ・・・」
そう独り言を言います。

暗い林の中を、1羽のヤブサメが、アカネズミのように跳ねていき
ます。
巣立ちヒナを連れたメジロやカワラヒワが、賑やかにしています。

そば畑は、ヒメジョオンの花満開です。
外来植物ですが、これだけ咲くと綺麗なものです。
蜜を求めて、ベニシジミ、アカシジミ、スジグロシロチョウなどが来
ています。

天堤池では、カイツブリの夫婦が仲むつまじく浮かんでいます。

倒木の上で、ニホンイシガメが甲羅干しをしています。
わんぱく公園の大池にはおびただしい数のミシシッピーアカミミガ
メがいるのですが、孟子に来てイシガメに会うと、やはりほっとし
ます。

とぐろを巻いていた黒化ヤマカガシが、ありもとの気配に驚いて、
スゴスゴと草の中に滑っていきます。

ノアザミの蜜に、きれいなカラスアゲハが2頭、来ています。
ルリシジミとウラゴマダラシジミが飛び交っています。
気持ちよさそうに、羽化したばかりのゴマダラチョウが飛んでいま
す。

池の南谷からは、サンコウチョウの「月火星」が、やむことなく響
いています。

オオルリが巣立った谷では、もうオオルリの声はしていません。
多分もう幼鳥は、一人立ちしていることでしょう。
お父さんも、繁殖が終わったら、目立つような囀りはしません。

「元気に育ったヒナに会いたいなぁ・・・」
そう思って、堤の下のベンチに座って、待ってみます。
ヒヨドリ夫婦が、水浴びに来ます。
その上空を、1羽のツツドリが、低空飛翔します。
ヒナ連れのメジロが、目の前を過ぎて行きます。
1時間ほどたったころ、目の前のヤマザクラの横枝に、オオルリ
のヒナが止りました。
胸にはまだ幼い縦斑が、びっしりです。
尾羽はたくましく伸長し、もう自力で餌を捕っているようです。
しかしまだ、人間に対する警戒心は薄く、キョトンとした顔をして
枝の上に突っ立っています。
「もうここまで成長したら、大丈夫やね。あとは長い渡りやね。そ
れまでイモムシをいっぱい食べて、体力つけろよ。」
そう心の中で呟きます。

あまり期待していなかったオオルリのヒナにも出会え、午前中の
目的をほぼ果たし、山案山子テラスに昼食を食べに戻ります。

ブタの餌をやりに、北原理事長が来ています。
「暑いなぁ。モモの消毒は体にこたえるわ・・・」
そう言い残して、昼食を食べに帰宅します。

丸嶋さんは、田んぼのヘリに車を止めていたので、そこで昼食を
食べているようです。

テラスには、ありもと一人。。。平日は人に出会うこともあまりあ
りません。

コンビニ弁当で昼食を済ませ、とんぼ池のトンボを調べます。

モノサシトンボが連結産卵しています。
オオアオイトトンボが、スイレンの花の上で、羽化しています。
上空を未成熟のコシアキトンボが飛んでいます。
成熟したオオシオカラトンボが、コウホネの花に止まっていま
す。
2週間前から、一気に「とんぼ暦」が進みました。
2号池のほとりの、テイカカズラの花も、もう散りかけています。

北原池では、キショウブとカキツバタに替って、ハナショウブが
花盛りです。
ハナショウブの根元を、上陸したてのニホンアカガエルの子ガ
エルが、ピョコピョコしています。

トノサマガエルの個体数が、一気に増えています。
孟子不動谷では、田植えが始まる6月が、産卵のピークです。

とんぼ池を散策していると、エノキの樹に北原理事長がかけた
モウソウチクの巣箱の上に、大きなイモムシを咥えて止る、♂
のシジュウカラと目が合ってしまいました。
「ここでも営巣してたんか?」
思わずつぶやいてしまいます。
先週、大学生2人と坂本さん、丸嶋さん、北原理事長で池の浚
渫をしていたときは、作業に夢中になって全く気づきませんでし
た。

「間伐材活用業務」で架設した巣箱に、2つもシジュウカラがは
いってくれました。
竹藪の活用が里山の課題である昨今、この「巣箱」という活用
方法も、見なおすべき方策なのかもしれません。

本当に暑いです。
2週間ぶりに訪れた孟子不動谷は、暦が一気に「夏」になって
いました。

鬱陶しい梅雨入りも、もうすぐそこです。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
カイツブリ、ヤマドリ、キジバト、ホトトギス、ツツドリ、コゲラ
アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、オオル
リ、キビタキ、サンコウチョウ、ヤブサメ、ウグイス、エナガ
ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル
スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
ニホンアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル
ウシガエル
ニホンカナヘビ、ニホンイシガメ、ヤマカガシ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<昆虫類>
クロイトトンボ、モノサシトンボ、オオアオイトトンボ、ホソミオツ
ネントンボ、アサヒナカワトンボ、ヤマサナエ、オグマサナエ
フタスジサナエ、タベサナエ、クロスジギンヤンマ、ギンヤンマ
コヤマトンボ、オオヤマトンボ、ハラビロトンボ、シオヤトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシア
キトンボ
オオカマキリ幼、ヤブキリ幼、ヒメギス幼、トゲヒシバッタ、ヒシ
バッタ、ハネナガヒシバッタ、フキバッタの一種幼、ツチイナゴ
ハリカメムシ、マツモムシ、コマツモムシ、アメンボ、ヒメアメン
ボ、オオヨコバイ、ツマグロオオヨコバイ、シロオビアワフキ幼
ムネアカオオアリ、トビイロケアリ、クロヤマアリ、クマバチ
セイヨウミツバチ、コガタスズメバチ、ヒメスズメバチ、オオスズ
メバチ、セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、ハラナガツチバ
チの一種、オオカバフスジドロバチ、マガリケムシヒキ、ホソヒ
ラタアブ、ベッコウガガンボ、キイロホソガガンボ、ヤマトシリア
ゲ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、モンキチョウ、キチョウ
アゲハチョウ、キアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスア
ゲハ、ウラギンシジミ、ウラゴマダラシジミ、アカシジミ、ヤマト
シジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、イチモンジセセリ
チャバネセセリ、テングチョウ、ゴマダラチョウ、イチモンジチョ
ウ、アサマイチモンジ、コミスジ、ヒオドシチョウ、ルリタテハ
アカタテハ、イシガケチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ
コジャノメ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ
ヒロオビトンボエダシャク、キンモンガ、ホシホウジャク、オバ
ボタル、ナナホシテントウ、クロウリハムシ、ウリハムシ、ゴマ
ダラオトシブミ、キマワリ、モモブトカミキリモドキ、トゲヒゲトラ
カミキリ、ベニカミキリ、アオハナムグリ、コアオハナムグリ
コイチャコガネ、マメコガネ、ジョウカイボン、ミズスマシ
オオミズスマシ、マメゲンゴロウ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<花>
スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、シラスゲ、ササユリ、ノビル
ウバユリ蕾、キショウブ、ハナショウブ、ニワゼキショウ
ドクダミ、クリ、スイバ、ギシギシ、ハコベ、キツネノボタン
イヌガラシ、マルバメンネングサ、コモチマンネングサ、ユキノ
シタ、ウツギ、ミヤコグサ、シロツメクサ、クララ、カタバミ
ムラサキカタバミ、クマノミズキ蕾、ヤブニンジン、ネジキ
コナスビ、ネズミモチ、テイカカズラ、フナバラソウ、ヤブムラサ
キ、トウバナ、タツナミソウ、オオイヌノフグリ、トキワハゼ
オオバコ、ツルアリドオシ、スイカズラ、ガマズミ、オニタビラコ
セイヨウタンポポ、ハルノノゲシ、ノアザミ、キツネアザミ
ヒメジョオン、ニガナ、ムラサキニガナ蕾
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

投稿者:ビオトープ孟子|投稿日時:2009年06月08日 18:54||

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