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孟子里山情報
孟子不動谷だより
留鳥たちのベビーラッシュ(平成21年5月18日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
先週ありもとはいきなりの耳鳴り&ふらつきで伏せってい
ました。
メニエル症の疑いありということで、疲れを溜めないように
・・・というわかったようなわからんようなことを医者につげ
られつつ、わんぱく公園に復帰していました。
・・・ということで2週間ぶりの孟子不動谷です。
ギギギッ ググッ チッチョーホイ ホイホイホイ・・・・
朝7時、不動谷に到着したありもとの鼓膜を一番に揺らし
たのは、懐かしい夏鳥の囀りでした。
サンコウチョウが渡来していました。
30cmの飾り羽を優雅にはためかせながら、暗い樹林の
中をヒラリ、ヒラリと飛びかっています。
「パラダイスフライキャッチャー(極楽ひたき)」という英名
ぴったりの姿は、孟子不動谷に初夏のニオイを運んでき
ました。
マルバウツギに続き、ウツギの蕾がほころびはじめていま
す。
咲き出したイボタノキの葉影をウラゴマダラシジミが飛びま
わっています。
イボタノキを食餌植物とするこの美しいゼフィルスは、毎年
ゴールデンウィーク明けから羽化を開始します。
「そよ風の妖精」という異名ぴったりの雑木林の構成樹を
食餌植物とする優美なシジミチョウの仲間は、良好な広葉
樹林を指標する昆虫です。
ハチクマの♂が上空でパタパタディスプレイを繰り返します。
鉄塔にとまった♀のオオタカを2羽のハシブトガラスがいじ
めています。
ホオジロがヒナを連れています。
延命地蔵の西側の小屋周辺のつがいも、炭がまのそばの
つがいも、長さ1,2cmの尾羽の幼い巣立ち雛を連れてい
ます。
今年のホオジロの「1番子」の巣立ち成績は良いようです。
ホオジロはススキの株の中やチャノキの藪の中など、低い
地点に営巣するためか、ヘビやカラス等の外敵に襲われる
確率が非常に高く、卵が産まれた巣を見つけると、そのほ
とんどは外敵にやられてしまいます。
ですから、ありもとは毎年、ホオジロの巣はつとめて探さな
いようにしています。
人間に見つからず、人知れず営巣したホオジロは決まって
繁殖に成功し、ヒナを連れているのです。
この傾向性はホオジロに限らず、シジュウカラやオオルリ
等、里山の小鳥全般に言えることで、換言すれば「人間に
見つかるような巣は始めから外敵に襲われるものだ」とも
言えるのかもしれません。
延命地蔵のそばのネザサ藪では、渡り遅れたノゴマが朗々
と歌っています。
こんな時期孟子でノゴマの声を聞いたのは初めてのことで
す。
今年は、春の渡りが若干遅れ気味のようです。
ウグイスのヒナも巣立ちました。
尾羽の短い巣立ち雛が4羽、ネザサの藪の中を飛びかって
います。
おとうさんウグイスが、元気に跳ねまわる4羽のヒナを、さ
えずりを駆使しつつ、コントロールしています。
ヤマガラもシジュウカラも、そしてエナガも・・・
それぞれに「はっきりしない」羽衣の巣立ち雛を連れて、雑
木林の中を小人のようにとびかっています。
チチチーチチッ!!
一筋の翡翠色の矢と化して、目の前をカワセミが飛びすぎ
ます。
とんぼ池では、ギンヤンマの半成熟♂が占有飛翔を行い、
スイレンの葉上ではクロイトトンボが交尾をしています。
この2週間でトンボ暦の一気に進んだようです。
真っ赤な体のショウジョウトンボも、いつの間にか、カキツ
バタの葉上で、占有行動をしています。
天堤池に上がります。
上空をハチクマが舞っています。
その傍らを、10羽ほどで編隊を組んで、カワウたちが「御
出勤」です。
キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、クロツグミ・・・・
夏鳥たちが朗々と歌っています。
フナバラソウの花が咲き出しました。
ガガイモの仲間で、それほど鮮やかな花ではないのですが、
毎年このころに開花する貴重植物なので、モニタリングを
続けています。
天堤池の池面低くを高速でトラフトンボが飛んでいます。
古い溜池で羽化する早春のトンボですが、最近各地で少な
くなりつつあるのは残念なことです。
その傍らで、池面に突き出したススキの葉上で休んでいる
小型のサナエトンボがいます。
オグマサナエというこのトンボは、環境省のレッドデータに
なってしまいました。
中山間地の里山環境に依存しているこれらの小動物にと
って、水田の耕作放棄や溜池の放置といった問題は、彼
等のいく末に大きな暗い影を落としているのです。
とんぼ池畔のネムノキは、いま、小鳥たちにとって、重要な
場所のようです。
子連れのヤマガラやエナガ、サンショウクイ等が入れ替わり
たち替わり訪れて、葉を食害している芋虫たちを咥えていま
す。
サンショウクイは♂しか来ないところを見ると、「伴侶」は抱卵
中なのでしょう。
一心に卵を抱く「連れ合い」に向けて、大きな芋虫をひとつく
わえては、林の中に消えていきます。
春の盛りから初夏にかけて、おびただしい数で出る芋虫や毛
虫は、雑木林の小鳥にとって、とても重要な「食糧源」であり、
彼等の繁殖の「生命線」でもあります。
数年前、環境あ学習で訪れた中学生が「ガって世の中のために
なってんの?」という問いに、ネムノキに入れ替わり立ち替わり
飛来する小鳥たちが、答えてくれているのです。
巣立った雛を連れた留鳥たちも、抱卵中の夏鳥たちも、おびただ
数のガの命の上に、子育てを成り立たせているのです。
昼間の数時間、県民文化会館で行われた耕作放棄地対策の助
成金のプレゼンテーションに北原理事長と出席したほかは、一日
中孟子にいました。
夏鳥たちはそろい、留鳥たちは巣立ち雛を連れ忙しそうでした。
とんぼ暦も一気に進み、15種類が確認できました。
さまざまな収穫を得て、16時、孟子不動谷を後にしようとすると
、榎さんと森さんが呼びとめてきます。
「ありもとさん。ちょっと見てほしいもんがあんねん」
そういって、駐車場に設置された真新しい小屋の中を嬉しそうに
指さす榎さんの指の先に、アナグマの姿がありました。
「これ、どうしたん?」
「先週、清水さんが捕まえてん」
「アナグマですよこれ」
「アライグマちゃうんか?」
「ちがいます。」
「これ、保健所に持って行ったら処分してくれるか?」
「いやいや、アナグマはアライグマと違って、昔から日本にいてる
在来の動物やから、処分してくれませんよ」
「ほいたらどうしたらエエ?」
「逃がしてあげるしかないですよ」
「畑の作物荒せへんか?」
「これ、餌、何やってます?」
「おにぎりとリンゴをやってる。清水さんなんか、わざわざ市場で、
リンゴ買うてきてあげてるで」
「そんなもんあげたら、美味しいモンを教えているようなもんやか
ら、この当たりににがしたら、畑地の作物を荒らすかもしれませ
んね」
そこまでのやりとりを嬉しそうに聞いていた森さんが、
「達男さん。アナグマ逃がしても、達男さんの家をノックして”リンゴ
おくれ”って言いに来るで!」
といって、3人大笑いです。
気の毒なアナグマ君。もうしばらく飼育して、山の奥ににがしに行く
という結論に達しました。
暗い小屋の中で唸り声をあげるアナグマにあいさつを済ませ、2
週間ぶりの孟子を後にしました。
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<鳥類>
カイツブリ、カワウ、ハチクマ、オオタカ、ヤマドリ、キジバト
カワセミ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ
ヒヨドリ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ
ノゴマ、クロツグミ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ
エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ
イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル
ニホンアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル、ヌマガエル
ウシガエル
ニホンカナヘビ、ニホントカゲ、ヤマカガシ
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<昆虫類>
クロイトトンボ、ホソミオツネントンボ、アサヒナカワトンボ、ヤマサ
ナエ、タベサナエ、フタスジサナエ、オグマサナエ、クロスジギン
ヤンマ、ギンヤンマ、トラフトンボ、シオヤトンボ、シオカラトンボ
ハラビロトンボ、ショウジョウトンボ、ヤブキリ幼、ヒメギス幼
トゲヒシバッタ、ヒシバッタ、フキバッタ幼、ツチイナゴ、モリチャバ
ネゴキブリ、ホソヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、ホシハラビロヘ
リカメムシ、マツモムシ、アメンボ、ヒメアメンボ、ヤスマツアメンボ
コセアカアメンボ、オオヨコバイ、ツマグロオオヨコバイ、シロオビ
アワフキ幼、クロヤマアリ、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ
クマバチ、コガタスズメバチ、オオスズメバチ、セグロアシナガバ
チ、キアシナガバチ、キボシトックリバチ、マガリケムシヒキ
ホソヒラタアブ、キリウジガガンボ、キイロホソガガンボ、オドリバ
エの一種、ヤマトシリアゲ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ
キチョウ、アゲハチョウ、クロアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキア
ゲハ、ウラゴマダラシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ
ベニシジミ、ダイミョウセセリ、イチモンジセセリ、コチャバネセセ
リ、テングチョウ、アサマイチモンジ、コミスジ、ミドリヒョウモン
アカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、コジャノメ、クロヒカ
ゲ、クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、クロキシタアツバ
キンモンガ、ナナホシテントウ、ヒメクロオトシブミ、モモブトカミキ
リモドキ、アオハナムグリ、コアオハナムグリ、ベニカミキリ
クリイロヒゲナガハナノミ、ジョウカイボン、ミズスマシ、オオミズス
マシ、ハイイロゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、ヒメガムシ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<花>
スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、カズノコグサ、シュロ、カラス
ビシャク、ササユリ蕾、シライトソウ、ノビル、キショウブ、カキツバ
タ、ニワゼキショウ、クリ蕾、スイバ、ギシギシ、ハコベ、ウシハコ
ベ、ノミノフスマ、ウマノアシガタ、キツネノボタン、タネツケバナ
イヌガラシ、ユキノシタ、ウツギ、マルバウツギ、オヘビイチゴ
ゲンゲ、ウマゴヤシ、シロツメクサ、カラスノエンドウ、ヤワゲフウ
ロ、カタバミ、ムラサキカタバミ、コマユミ、ナガバタチツボスミレ
クマノミズキ蕾、ヤブジラミ、カキ、コナスビ、フナバラソウ、トウバ
ナ、タツナミソウ、シソバタツナミ、ジゴクノカマノフタ、オオイヌノフ
グリ、タチイヌノフグリ、トキワハゼ、マツバウンラン、オオバコ
ガマズミ、オオジシバリ、オニタビラコ、カンサイタンポポ、セイヨ
ウタンポポ、ハハコグサ、ハルノノゲシ、ノアザミ、キツネアザミ
ヒメジョオン、ハルジオン、ヤブタビラコ、ニガナ
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