(特)自然回復を試みる会 ビオトープ孟子/孟子里山情報

ビオトープ孟子 里山を守り後世に伝えるために
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孟子里山情報

孟子不動谷だより

啓蟄・・・ようやくのカスミ(平成21年3月5日)

ありもと@孟子です。。   みなさんこんばんは。。。

二十四節季「啓蟄」です。
土の中で眠る昆虫たちが、暖かさにつられて這い出る日という
意味です。

今日、午後から時間ができたので、孟子に行きました。

漸く!!  本当に漸く・・・
カスミサンショウウオの卵塊を見つけました。
今年ニホンアカガエルが初めて産卵した「つねとも池」に、おな
じみの6個のコイルがつながって沈んでいました。
本当に、本当に、嬉しい出会いでした。
2003年 3月 2日
2004年 2月15日
2005年 1月29日
2006年 3月 4日
2007年 2月10日
2008年 1月30日
2009年 3月 5日
とんぼ池で初めてカスミサンショウウオの産卵を確認した2003
年以降、観測史上最遅の産卵確認です。


「啓蟄」に確認されるのはある意味「運命」めいたものを感じま
すが、ニホンアカガエルが早かったのにカスミが「連動」しない
のも、面白いものです。
同じような環境に産卵する2種の早春両生類ですが、習性が
若干違うのでしょう。

朝から来ていた入江さんが、哺乳類足跡図鑑を持って近づい
て来ました。
「1号池にアライグマらしき足跡があるんで見てくれんか?」
嬉しい出会いもあれば、あまりうれしくない出会いもあります。

はたして1号池にバッチリとついた2個の足跡は、5本の指が
明瞭な、アライグマの足跡でした。
孟子ではすでにアライグマは「確認済み」ですが、とんぼ池周
辺で足跡を確認したのは今回が初めてです。

午前中の好天が嘘のように、一気に曇って来ました。
一気に気温がさがっていきます。

まず水路道を犬飼池に向かいます。

モズがラブラブ状態です。
みんな♂♀行動しており、あるペアは仲良く並んで止っていま
す。
またあるペアは♂から♀へのコトシップ・フィーディング(求愛
給餌)をしています。
そろそろ営巣に入るころでしょうか?
冬あれほど「仲の悪かった」オスのメスが、一気に「ラブラブ」
状態になります。

スミレの花数も増えています。
タチツボスミレとナガバタチツボスミレが咲いています。
花が
終わった後に出る葉が細長いのが「ナガバ」なのですが、花柄
の色がタチツボが緑色なのに対し、紫色の傾向が強いです。

セキショウの花も咲き出しました。
5月「端午の節句」に「菖蒲湯」に入る習慣は日本人はらではの
美しい季節の風習ですが、北野上周辺では同じ科のセキショウ
の葉をかわりに「菖蒲湯」に入れます。
「カラー」の花を思わせる、さといも科植物独特の薄黄色の花が
1花出ていました。

森さんの家の屋根の上で♂のイソヒヨドリが囀っています。
孟子ではイソヒヨドリは結構珍しい鳥なので撮影しながらしばらく
観察します。
ヒーヒョロロロヒーヒョリリリ・・・
流れるような朗々とした節回しの美声は流石「つぐみ類」と言え
るものです。
屋根の峰の鬼瓦の上に座って、四方を眺めながら朗々と囀って
います。

ここ数年、森さん家の屋根で♂の囀りを聞くのですが、そこから
「尻切れ蜻蛉」になってしまい、今まで営巣を確認したことがあ
りません。
これだけ「しつこく」囀っているのでから絶対周辺で繁殖している
はずなのに、その巣場所は森さん家ではないようです。

当の森さんにも、何度か雨どいの中や換気扇に中に巣がないか
聞きましたが、「見たことない」との返事です。

10分あまり観察していると、綺麗な♂のイソヒヨドリはフィッと飛
び立ち、南東方向に飛んで、清水さん家の屋根の峰にとまりま
した。
そしてそこでまた、朗々とした囀りを始めました。

どうやら森さん家の屋根の峰は、このイソヒヨドリにとって、縄張
りの境界線のようです。
「今度清水さんに家に巣が無いか、聞いてみよう」
そうひとりごとをいいつつ、入江さんと別れ、奥に向かって歩き
ます。

クランクのところで若いオスのジョウビタキに久々に出会います。
この♂も今年はここで完全越冬したようです。
殆ど雪が積もらない孟子では、ジョウビタキやルリビタキ等、小
型つぐみ類は毎年越冬してくれます。

ウメの花が漸く散り始めました。
ここ数日の不純な気候と寒さで、「足踏み」をしていたのですが
「啓蟄」を期に、花弁が「ゆるく」なったようです。

テラスに戻って16:30・・・

ホホッ ホロッホッホッ
     
ゴゴ ゴッゴゴッゴッゴ・・・
那賀寺の森でフクロウ夫婦が愛を語っています。

漸く産卵を開始したカスミサンショウウオに本当に「ひと安心」し、
お土産にシイタケを少しいただいて、孟子不動谷を後にしました。
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<哺乳類>
イノシシ    掘り跡
テン      糞塊
イタチ属   足跡
アライグマ  足跡
タヌキ     糞塊
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
カイツブリ、アオサギ、トビ、ノスリ、フクロウ、キジバト、アオバト
カワセミ、アカゲラ、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ
ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ
イソヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ
アオジ、マヒワ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス
ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生爬虫類>
カスミサンショウウオ
ニホナカガエル、ニホンアマガエル
ニホンカナヘビ
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<花>
セキショウ、ハンノキ、ハコベ、ウシハコベ、ノミノフスマ
オランダミミナグサ、タネツケバナ、キジムシロ、ウメ、ハナモモ
ユキヤナギ、ゲンゲ、ヒサカキ、ヤブツバキ、タチツボスミレ
ナガバタチツボスミレ、アセビ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ
トキワハゼ、ウグイスカグラ、フキ、オニタビラコ、カンサイタン
ポポ、セイヨウタンポポ
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投稿者:ビオトープ孟子|投稿日時:2009年03月05日 18:55||

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