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孟子里山情報
孟子不動谷だより
大掃除(平成21年2月22日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
今日10時から、「紀の国森づくり基金」による「孟子里山資料
館リニューアル事業」に付随した、大掃除を実恵子さんたちと
することになっているのですが、ありもとは一人、8時から孟
子の野鳥のデータを取ります。
今日は夕方から天気が崩れるようです。
昨日トンボ池のそばのアブラナが開花したということで、そろ
そろ「菜種梅雨」の走りなのかもしれません。
入口から見える鉄塔に、メスのオオタカが止まっています。
巣の中にはかなり青葉が敷かれているであろうこの時期、
メスの誇示止りにも「力」が入ります。
犬飼池に久々にアオサギが来ています。
水路の溝上げが終わり、順調に犬飼池に水が供給されるよ
うになって、水量がこの菜種梅雨で一気に増えるであろう犬
飼池も、そろそろ冬眠中のコイやフナが活動を開始するので
しょう。
昨日のミサゴの飛来も、「そのこと」の証左なのかもしれませ
ん。
青いオスのルリビタキはめっきり姿を消しましたが、その隣
りにテリトリを構える、オリーブ褐色の個体は今日も、池畔で
昆虫を捕食しています。
モズが久々に「ギチギチギチ」と鳴いています。
ヤマガラも囀っています。
水路道を歩きます。
「白髭シロハラ」は今日も健在です。
カソコソカサと葉音をたてながら、「すくど掻き」をしています。
クヌギの枝に真っ赤なフンドシの眩しいオスのアカゲラが止ま
っています。
カメラを向けると、飛ばれてしまいます。
本当に警戒心の強いヤツです。
ヤブツバキの花に、メジロが集まっています。
ヤブツバキの黄色い花粉で、頭をまっ黄色にした個体も目立
ちます。
ここにきて一気に花が多くなり、メジロたちは花蜜集めに余念
がありません。
ウグイスがそこここでさえずっています。
「ホーホケキョ」の声色が、どんどん艶っぽく、美しくなってい
きます。
「一筆啓上仕り候」
そう聞き取れる複雑な節回しで、囀るのは♂のホオジロです。
「源平つつじ白つつじ」という聞きなしも有名ですが、知りあい
のシダ植物専門の和歌山県職員・谷関さんよれば、有田川町
では「てっぺん餅つく ワシらにゃ くれん」と聞きなすそうです。
和歌山にもホオジロの「聴きなし」は結構あるようで、ありもとが
すんでいる紀の川市貴志川町では「逝って 死んで 四十九日」
と、縁起でもない聞きなしをします。
彼等が営巣し、白地に紫の縞模様のかわいい卵を抱きはじめ
るのは4月からですが、夫婦の愛の語らいは、もう始まってい
ます。
上空をヒヨドリの群れが通過します。
地元で昔から空気銃で鳥を撃ったことのある年齢のおっちゃん
たちの口癖に「ヒヨを撃つのは2月に限る」というのがあります。
ヒヨドリは孟子でも一年中見られる野鳥ですが、秋から冬にか
けて、北方の積雪の多い地方から越冬とために渡来する個体
が、かなりいます。
2月、「節分」という言葉が表わすように「季節の変わり目」・・・
越冬していた「渡りヒヨドリ」たちが、北上を始めるのです。
渡りヒヨドリたちは、長く過酷な渡りに備えて、果実や花の蜜を
鱈腹食べて、皮下脂肪を蓄えます。
ですからこの時期の群れで行動している「渡りヒヨドリ」は、群
れていて撃ちやすいだけでなく、脂が乗って、とても美味しいと
いうわけです。
そういえば、故・前田亥津二先生の著書の中で、旧美里町では
節分の日に神棚にヒヨドリを供える風習があったそうです。
「ひよどり」は「日庸(ひよう)取り」
「日庸(ひよう)」とは日雇い賃金(日当)のことを意味します。
「ひよどり」を節分に神棚に供えると、「日庸取り」つまり、日当が
沢山入ってきて生活が潤うので、この風習があるのだそうです。
今は野鳥を無断でとらえたり撃ったりするのは「違法行為」なの
で、こういう風習はどんどん影をひそめつつありますが、ヒヨドリ
の渡りという「季節感」を感じることや、「節分」という言葉の、本
来の意味を伝える、とても良い「食文化」のような気がします。
自然のものは、何でも「採るな」「触るな」の風潮も、自然保護思
想だと思いますが、このような古い山里の「食文化」も、やはり
捨てがたい気がしてなりません。
昨日しっかりデータはとったので、今日はニホンアカガエルの卵
塊のカウントはしませんが、とんぼ池のまわりの板をひっくり返
して産卵待機個体を観察してみます。
ありもとの数m前を、「ミチオシエ」のように、キセキレイが1羽、
チョコチョコとウォーキングしています。
朽ちかけた板を裏返すと、あそこに2頭、こちらに3頭・・・・・・
産卵待機中のニホンアカガエル成体が姿を表します。
お腹にいっぱい卵を抱えたメスと、オスが並んでいるのが結構
多く、産卵はまだまだ継続しそうな雰囲気です。
グァラララ グァラララ・・・
ハシブトガラスの警戒声がするので上空を見上げると、ノスリが
1羽、舞っています。
白っぽい翼下面の眩しいノスリを見つつ、天堤池に向かいます。
小川さんの庭に、アオジがたくさん降りています。
昨日サービスしてくれた、メスのルリビタキは今日はいませんが、
その代わりにアオジの個体数が、一気に増えています。
1羽のメスのジョウビタキの「ナビゲート」を受けながら、天堤池に
到着です。
鶴者峠の道を歩きます。
アラカシの樹に、メジロの夫婦が来ています。
しばらく観察してみると、アラカシの葉裏にいる、小さなカイガラム
シかアリマキの仲間のような昆虫を、盛んに嘴でついばんで食べ
ています。
今朝もメジロが囀っていましたが、「留鳥メジロ」たちは、このよう
に昆虫食に替っているのも、「囀り」を始める「トリガー」なのかもし
れません。
昨日「道案内」をしてくれた、青いオスのルリビタキは、今日は林
の奥深くで鳴いています。
エナガの声も林の奥遠く、今日はなかなか近くに小鳥たちが寄っ
てくれません。
「こんな日もあるよね・・・」
そう独り言を言いながら、山案山子に向かいます。
山案山子のテラスにつき、時計に目を落とすと9:40
山鷲君が到着しています。
まだ大田和君や実恵子さんたちは来ていないので、とんぼ池で
ニホンアカガエルの卵の撮影を行います。
山鷲君と二人でカエルを撮影していると、実恵子さんも大田和君
も到着し、いよいよ「大掃除」が始まります。
先週の平日に実恵子さん&土橋さんがこんにゃく座事務室をざ
っと片づけてくれており、こんにゃく座の整頓には棚がひとつ必
要ということで、山案山子の中にあるガラス棚を一つ、まずはこ
んにゃく座に運びいれます。
その後、山案山子東側のプレハブから、ソバ打ち&ソバ挽きの
道具一式を、こんにゃく座に移動します。
ありもとがプレハブの中から荷物を外に運び出し、それを山鷲君
&大田和君で実恵子さんたちの待つこんにゃく座事務室に運ぶ
という「手はず」で作業を進めます。
ソバ切り包丁に碾き臼、コネ鉢にまな板・・・・・
そして膨大な量のソバの種・・・・
次々とありもとが運び出した荷物を、若い二人がこんにゃく座に
運搬します。
知らない間に大旗山を一周してきた入江さんも加わって盛大な
「バケツリレー」がくりひろげられます。
これだけの人数がそろえば、作業は本当にはかどります。
午前中で、予定していた搬出が完了してしまいました。
12時
テラスで昼食を食べます。
めいめいに持参した弁当をめいめいに食べます。
グァラララ グァラララ・・・
小川さん家の南尾根上鉄塔でまたハシブトガラスが騒いでいま
す。
双眼鏡で眺めると、ミサゴが魚を食べています。
天堤池でしょうか? それとも隣谷の奥の池でしょうか???
活動を始めた淡水魚をしとめたようで、美味しそうについばんで
食べています。
その傍らでハシブトガラスが、「少しおくれよ」と催促しているの
でした。
食事を終え、ありもとは一人、那賀寺庫裏の西側の満開のウメ
の樹に向かいます。
メジロの群れが「鈴なり」になって、密を舐めています。
コイツらはこの時期に群れているところを見ると、朝のヒヨドリ同
様「渡りメジロ」です。
栄養価の高い花蜜を舐めて、旅に必要な皮下脂肪を蓄えようと
しているのでしょう。
13時
作業再開です。
リニューアル後「里山資料館」になるプレハブから搬出した荷物
を、こんにゃく座事務室に搬入し整理します。
要らないものと要るものに分け、要らないものは廃棄していきま
す。
ハウスダストにむせかえりながら、久々の「大掃除」です。
北原理事長は一人、3月8日に開催予定の「巣箱作り」用の板
をスギの間伐材から作成中です。
こちらは平成21年度「国土緑化推進機構助成」。。。
年度末にさしかかり、大忙しの孟子不動谷です。
16時
天気予報通り、大粒の雨が落ちてきました。
今日はヤケに、天気予報がよく当たりました。
来週土曜日も資料館のリニューアル作業は継続されます。
年度末に向け、孟子の施設は「Change」の時期を迎えています。
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<鳥類>
オオタカ、アオサギ、コゲラ、アカゲラ、モズ、ヒヨドリ、アオバト
キジバト、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイス
ホオジロ、アオジ、キセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ
イカル、ベニマシコ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
シメ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ノスリ、ミサゴ
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