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孟子里山情報
孟子不動谷だより
足踏みする季節(平成21年2月21日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
「寒の戻り」です。
今朝、孟子不動谷には、冷たい霙が降りました。
春の女神と、冬将軍が、孟子の谷の上で、「せめぎあい」を
続けています。
先週の温かな状況だと、もう「散り始め」てもおかしくはない
ところまで開いたウメの花が、全く散り始めていません。
先週森の中から聞こえた、ニホンアマガエルとシュレーゲル
アオガエルの声が、今日は、聞こえません。
それもその筈、上空からは、冷たい霙が落ちているのです。
稲作が開始されるとともに産卵活動を開始するニホンアマ
ガエルやシュレーゲルアオガエルは、「寒の戻り」に弱く、
ちょっと気温が下がるとすぐに鳴かなくなりますが、「氷河期
の生き残り」であるニホンアカガエルの卵数は、また増えて
います。
森さん家水路 31個(内1個孵化)
下水田 すき起こされて死滅
入口クランク 28個
丸嶋水田水路 2個
きみひろ池 213個(内47個孵化)
4号池 22個(内11個孵化)
1号池 21個(内 2個孵化)
黒江池 135個(内14個孵化)
北原池 42個(内 6個孵化)
<合計> 529個
先週より142個も増加しています。
犬飼池に、みずみずしい水流の音が響いています。
孟子荒糸の水利組合の方々が、先週いっぱいかけて犬飼
池への水路の落ち葉上げをしていたのですが、それがよう
やく「開通」したのです。
昨年末、樋の工事をして池の水量が少なくなってしまってい
たのですが、これで今後の春の雨により、水位が元に戻り
そうです。
昨年個体数が少なく心配された環境省RDB指定種・ナニワ
トンボも、これで回復するでしょうか?
犬飼池に、久々にミサゴが来ています。
先週宇野の箒屋さんが、シイタケほだ木のためにクヌギを
数本「まびいた」ので、池への見通しが良くなり、今までは池
畔まで気づかれずに行けたのに、今日は坂道を少しのぼっ
たところで気づかれて、飛ばれてしまいました。
青いオスのルリビタキは姿が見えませんが、その奥にいる
オリーブ褐色のルリビタキは、今日はサービス満点です。
500mmレンズ最短距離まで近づいて、地上に降り、小さな
昆虫をついばんで、食べています。
淡いブルーの尾羽と、望遠レンズのような黒くて円らな瞳が
とても印象的です。
エナガがウメノキゴケを運んでいます。
その傍らで、メジロが美味しそうに、コナラの樹液を吸って
います。
寒い霙模様の天気の下、ウグイスの囀りが響いています。
2月10日に「初音」を聞いて以来、どんどん声が多くなり、そ
の「法法華経」のしらべも、どんどんしっかりと聞こえるように
なってきています。
タチツボスミレの花が咲き出しました。
孟子の田んぼ沿いに春いちばんに花をつけるスミレ類です。
2004年 3月19日
2005年 2月27日
2006年 3月18日
2007年 2月24日
2008年 2月24日
2009年 2月21日
過去6年間のタチツボスミレ開花日のデータを並べると、最近
3年連続で2月開花になっています。
入口の水田が、年明け最初の「田起こし」を施されました。
清水さんの水田に産卵していた、ニホンアカガエルの卵塊は、
哀れ耕運機にズタズタにされてしまいましたが、「田起こし」で
土中より出た草の実を、ホオジロ夫婦が美味しそうについばん
でいます。
カエルの卵は「気の毒」ですが、水田が水田でないと、カエル
は産卵自体できなくなるのですから、これくらいの「犠牲」あ仕
方がないし、これくらいの「消耗」は、最初から「想定内」ともい
えるのです。
ウメの樹にアオジたちが並んでいます。
♂個体はどれも、目のまわりが黒くなり、喉に黒い斑紋が出
ています。
立派な「夏羽」に「衣替え」が完了しているのです。
そろそろ「トッピンシャン」と歌い始めることでしょう。
先ほどから冷たい霙は上がり、雲間から青空がのぞいてい
ます。
しかし渡る風は冷たく、ありもとの手は、かじかんでしまいま
す。
先週あれほど元気に飛び交った、キチョウやキタテハの姿
は、今日は全くありません。
変温動物の彼等は、ここまで気温が落ちると、「動けなく」な
るのです。
そんな中でも、足踏みしつつ、春は確実に進みます。
コウヤボウキが黄緑色の丸い「芽吹き」を始めています。
ウグイスカグラのピンクの筒状花も、開いています。
2004年 3月19日
2005年 2月20日
2006年 3月18日
2007年 3月 4日
2008年 2月24日
2009年 2月21日
孟子の雑木林で、春何よりも早く開くこの可憐な花も、最近
は2月開花が「標準」となりつつあるようです。
やはり地球が「暖かく」なっているのでしょう。
ヒョーヒョーヒョー
アオゲラの♂が、春の歌を歌っています。
ノスリが上空に、まんまるな円を描きます。
とんぼ池のほとりの、アブラナの花も咲き出しています。
ヒメオドリコソウの花が、どんどん数を増しています。
とんぼ池のほとりの板の下で、抱接しているニホンアカガエ
ルの夫婦を見つけました。
「抱きタコ」のついたたくましい♂が、♀の上に馬乗りになっ
て抱きついています。
おそらく今夜、このままで池に入り、産卵することでしょう。
昼間に抱接するニホンアカガエルを見たのは、初めてのこ
のなので、記念撮影させてもらいます。
天堤池に向かいます。
先ほど犬飼池から飛び去った、ミサゴがいないかと思いまし
たが、残念ながら姿がありません。
池の奥のクヌギ林では、アカゲラの夫婦が鳴きかわしていま
す。
入江さんが見つけた巣のあるコナラは、残念ながら強風によ
り折れてしまいましたが、この夫婦、もしかしたら営巣をはじ
めるかもしれません。
ありもとの歩く先を、「ミチオシエ」のように、青い♂のルリビタ
キが、逃げて行きます。
その先で、エナガの群れが、ヒサカキについた小昆虫をつい
ばんでいます。
先週「春一番」が吹き、一気に春が進むかに見えた不動谷に
訪れた、霙交じりの「寒の戻り」・・・
しかし、孟子の生き物たちは、少々「足踏み」しつつも、しっか
り「向かう方向」は、間違えてはいないようです。
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<鳥類>
ミサゴ、スズメ、ツグミ、ホオジロ、ウグイス、メジロ、ルリビタ
キ、ジョウビタキ、シロハラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、カワ
ラヒワ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、キセキレイ、モズ
ウソ、アオジ、イカル、シジュウカラ、コゲラ、カシラダカ、ビン
ズイ、アオゲラ、アカゲラ、トビ、ノスリ、キジバト、トラツグミ
セグロセキレイ、シメ
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<両性類>
ニホンアカガエル(卵・幼生・成体)
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<昆虫>
ヒメアメンボ、マツモムシ
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<花>
ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ、オランダミ
ミナグサ、ナズナ、カンサイタンポポ、ウメ、ユキヤナギ
ヤブツバキ、タネツケバナ、タチツボスミレ、セイヨウタンポポ
ウグイスカグラ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、アブラナ、ハンノキ
アセビ
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