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孟子里山情報
孟子不動谷だより
エレガントな語らい(平成20年1月18日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
今日は午後から雨が降り、気温が一気に上がる予報です。
孟子不動谷は朝8:30から、厚い雨雲に覆われた生憎の
曇空です。
昨日から入口をうろうろしている足を痛めたハシブトガラス
が、今日も森さんのスモモ畑にうずくまっています。
人が近寄ると飛び立ってしまうので、手の施しようがありま
せんが、日に日に弱っていっています。
そのうちテンかキツネの餌食になってしまうのでしょう。
可哀想ですが、それが「自然の摂理」です。
キリキリ コロコロ キリコロギーン!!
カワラヒワが求愛示威飛翔を始めました。
カナリアの囀りにとてもよく似た、美声です。
故・前田亥津二先生が、行付けの散髪屋さんで飼育して
いるカワラヒワの囀りを初めて聞いた時、カナリアのそれ
と疑わず、散髪屋の主人に「カナリア飼い始めたんか?」
と聞いたら「これやで!」と指さす鳥籠に、カワラヒワが入
っていてビックリしたと生前話されていましたが、本当に
そんな感じの声なのです。
2002年 3月11日
2003年 3月30日
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2005年 3月19日
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2007年 3月 3日
2008年 1月20日
2009年 1月18日
過去8年間のカワラヒワ初鳴きのデータを並べてみると、
2006年ころから一気に初鳴き日が早まっています。
昨日の孟子便りでもお伝えしたように、今年は留鳥の動き
が早いのですが、カワラヒワの動きもはやいようです。
鳥の巣の収集家で有名な大阪府の鳥獣保護員・小海途銀
次郎先生によると、里山で早く営巣する鳥はスギ・ヒノキに
営巣する種類が多いそうです。
それはスギ・ヒノキは常緑(針葉)樹なので、早春でも葉がこ
んもりあって、巣が隠れるからだそうです。
そういえば、カワラヒワは、スギ・ヒノキの樹頂近くに営巣す
ることが多いです。
エナガのように、苔で木の瘤に「擬態」する鳥はともかく、普
通に皿型の巣を営む鳥の大いなる「知恵」と言えるのでしょう。
ホホッ ホロッホッホッ
今日もフクロウの♂が歌っています。
朝10時・・・曇であたりが薄暗いので囀るのでしょうか?
法師山等、良好な照葉樹林を残す南紀・熊野の森では、コノ
ハズクは昼間鳴くそうですが、それと同じような理屈なのでし
ょう。
入口の♂モズのテリトリに、隣でテリトリを張っていた羽に明
瞭な白斑のある♀が入っています。
これもモズの「春」の印です。
肉食のモズは、秋~冬の食糧窮乏の季節、オスメス関係なく
1羽1羽でテリトリを張りますが、春になって繁殖期になると、
メスは自分のテリトリを「引き払」い、オスのテリトリに「お嫁入
り」する習性があるのです。
モズも里山では早く営巣を始める小鳥ですが、今年は特に早
い「嫁入り」確認です。
モズが営巣するのはササ藪や、ヒサカキ、チャノキ、カイズカ
イブキ等、常緑樹の生垣・・・これも小海途先生の「節通り」で
す。
今日は昨日見つけた、森さんのお墓のそばのウメ畑の、ミヤ
マホオジロをじっくり観察しようと思います。
ミヤマホオジロは、西日本に多く渡ってくる美しいホオジロ科
の冬の渡り鳥で、♂の喉と眉斑が鮮やかなレモンイエローで
、学名を「エンベリザ エレガント」といいます。
学名通りの「エレガント」な色彩の小鳥で、ありもとは孟子に
来る冬鳥の中でも、最も好きな鳥でもあります。
今年はミヤマホオジロとカシラダカが「不作」で、カシラダカは
いつもは10数羽の群れで入るのに今年は時折1羽さみしく梢
に止まっているのを見る程度、ミヤマホオジロに至っては昨日
まで姿すら見えませんでした。
それが昨日♂2♀1を確認し、「今年もエレガントに出会えた」
と嬉しかったのですが、今日はまた数を増し、10数羽の「エレ
ガント」と対面することができました。
ミヤマホオジロは、もうすっかり夏羽に換羽したアオジの夫婦
と一緒に行動しており、ウメ畑の地面で、いね科植物のもの
と思われる小さな種子を一心についばんでいます。
♀と若鳥が多いですが、♂の綺麗な成鳥も2羽混じっています。
時折上空をノスリやトビが飛ぶと、警戒して飛び立ち、ウメの枝
に止るので、その時が撮影の絶好のチャンスです。
ファインダー越しにウメの枝に止るミヤマホオジロを写している
と、ウメの蕾が大きく膨らんでいるのに気付きます。
普通に歩いていると気づかないのですが、写真を撮ると気づく
こともあるんやなぁ・・・と、少し意外に思います。
一心に草の種子を胃袋に詰め込み、満腹した群れがウメの枝
に並んでしばらくすると、♂が黄色い喉を膨らませて、さえずり
はじめました。
節回しはカシラダカの囀りにそっくりで、たぶん声だけ聞かされ
ても、両種の聞きわけはできないように思います。
カシラダカやミヤマホオジロは、渡る日が近付くと、よく囀ります
が、もう彼等の「対内時計」にも「春」の信号が灯っているのでし
ょう。
小一時間、「エレガント」と十分に語らい、観察したあと、ゆっくり
とあぜ道を歩きます。
上空をノスリが舞っています。
紺碧の青空に映える鷹ですが、今日は生憎の曇り空なので、も
うひとつ翼下面の色合いがくすんでいます。
セイヨウタンポポに混じって、カンサイタンポポも沢山咲いていま
す。
オオイヌノフグリも咲き出し、ホトケノザやタネツケバナ、ナズナ
にハルノノゲシも咲いています。
今年初めて、しっかり花の記録もとりました。
カカッ・・・
おなじみの声に足を止めてあたりを見回すと、目の前のウメの
梢に、ジョウビタキが止ってピョコンとおじぎをしています。
♂ですがまだ背中が褐色で、翼の白斑も小さい、昨年巣立った
若鳥です。
昨年の晩秋から来ていたのですが、久々の「対面」です。
昨日のシジュウカラのように、幹の穴の中のをほじり出す「知恵」
はありませんが、ウメの枝に止まっていた毛虫を咥えて、美味し
そうに呑みこんでいます。
またイノシシが掘り返した「ぬた場」に飛んで行き、地上をピョコ
ピョコとホッピングで移動しながら、泥の間の小虫を咥えていま
す。
ジョウビタキは北日本では旅鳥の個体が多いと聞きますが、そ
れは彼等が「地上探餌性」なので、雪がつもると餌がとれない
からなのでしょう。
一見、キビタキやオオルリ同様「ひたき科」に近い姿かたちをし
ているように見えますが、じっくり餌探しを観察すると「やっぱり
オマエもつぐみ類やなぁ」と、納得してしまいます。
タタタタタッ
の前のヒサカキの生垣から、ミソサザイが飛び出します。
「田舎味噌」に羽毛の色がにているのでついた名前というのが
よくわかる赤褐色の丸っこい小鳥です。
ひとしきり畑地の小鳥と「遊ん」で、時計に目を落とすと12時・・・
上空からは、大粒の雨が、落ちて来ました。
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<鳥類>
トビ、ノスリ、フクロウ、キジバト、カワセミ、アカゲラ、コゲラ
アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ
ミソサザイ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ、ツグミ、ウグイ
ス、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、アオジ
クロジ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、カワラヒワ、ウソ、イカル
スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
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