(特)自然回復を試みる会 ビオトープ孟子/孟子里山情報

ビオトープ孟子 里山を守り後世に伝えるために
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孟子里山情報

孟子不動谷だより

師走を前に・・・(平成20年11月29&30日)

ありもと@孟子です。。   みなさんこんばんは。。。

11月最後の土日です。
初霜を記録し、一気に冬型になった天気が、この2日間は、
日中は麗かな小春日和でした。


丸嶋さんはここのところ天候不潤でなかなか行えなかった
ソバの天日干しと、ゴミ取りの作業に朝から大忙しです。
ホワイティ&アイちゃんは、山案山子テラスで日向ぼっこ
をしています。

北原理事長はログハウスの内装に入りました。
天日干しで手が空いた丸嶋さんが、お手伝いをしています。

一気に里山の紅葉が進みました。
タカオカエデに加えて、クヌギ、コナラが橙色に色づきはじめ
ました。
この秋は生暖かい日が多く、一気に冷え込みがなかった分、
タカオカエデの色づきがもうひとつですが、クヌギ・コナラの紅
葉は例年通り来週にピークを迎えそうです。

青い空をバックにノスリが舞っています。

チリリリリリリリ・・・
雑木林の上の方で探餌をしているエナガが一斉に警戒の声
を上げます。
その声に呼応して、林床ちかくで探餌しているシジュウカラも
ツピッ ツピツピッ!
と、警戒声を上げます。
冬に向かい、カラ類の混群もどんどん大きくなって行きます。

イヌザンショウの実に♂のジョウビタキが来ています。
10月下旬から食べているのですが、なかなか果実がなくなり
ません。
ジョウビタキにとっては、あまりおいしい果実ではないのか、
果実の減り方がとても遅いです。

ルリビタキの個体数も、落ち着いて来ました。
1週間前までは、個体数が多く、あそこでもここでも見られまし
たが、今週に入り、その個体数が若干減ったようです。
これでそろそろ、孟子で越冬する個体が定位した模様です。

犬飼池の林に、例年どおり青いルリビタキが渡来しました。
その隣りに隣接する♀成鳥とのナワバリ牽制合戦が面白い
ので29日&30日両日、観察してみました。

ナワバリの境界で2羽が出会うと、お互い距離を1m前後に保
ちながら、どんどん樹を上に向かって上がって行きます。

ありもとの目の高さまでは「ヒッ ヒッ」「ググッ グッ」と地鳴き
で鳴いていた2羽が、それより高く上がると囀りを始めます。

ヒュルヒュルヒュルリ~    ヒュルヒュルヒュルリ~
コナラの樹のほぼ頂部まで上がり、そこでしばらく囀り合戦し、
嘴をパチパチ鳴らして争ったあと、左右に「泣き別れ」て、林床
近くまで下りてきます。

両日とも1時間前後観察してみましたが、青いルリビタキと隣
接する♀は、上記の「牽制行動」を繰り返していました。

お互い牽制しあうときには樹上高くまで上がるものの、餌を探
すときは林床周辺でうろうろしています。
時折ハゼの果実を食べにハゼの樹上に上がるほかは、林床
から1m前後の枝上でいることが多く、時折地面に飛び降りて
は、落ち葉の間に素早く嘴を差し込み、なにやら咥えたかと思
うと、一気に呑みこんでしまいます。

おそらく落ち葉の下にいるクモ類等の小動物を捕食している
のでしょう。
その採餌方法を見て、やはりルリビタキも「小型つぐみ類」な
んだなぁと、今更ながらに再認識したのでした。

犬飼池にはカモ類が入れ替わり立ち替わり入ります。
イノシシ猟のため猟銃を持ったハンターが多く出入りするように
なってからは、それまで毎年越冬していたオシドリもなかなかお
ちついてくれなくなりましたし、その他のカモの仲間も、時折羽を
やすめに降りるだけで、明確に「越冬」はしなくなっています。
今週は先週下りていたマガモのペアーに替って、10羽弱のコガ
モの小群が羽を休めていました。

先週までは「キチキチキチ」とけたたましく高鳴きをしていたモズ
が、ピタリと鳴くのをやめました。
モズが高鳴きをやめると、鳥を追うようになります。
30日には、犬飼池の青いルリビタキの背後から音もなく忍び寄
り、とびかかっていきました。
すんでのところでルリビタキが林の中に飛び込んで逃げおおせ
ましたが、これからは小鳥たちも、モズの「忍び寄り」には十分
注意しないといけない季節になってきたということです。

モズが小鳥を追いはじめると、一気に寒気が下りてきます。
陽光の射すところはポカポカと暖かいですが、影に入ると、手が
かじかむほどの寒さなのは、モズが小鳥を追い始めたのと見事
にリンクしています。

小春日和の陽光の下には、成虫越冬するチョウの仲間が、元気
に飛び交っています。
テングチョウ、ムラサキシジミ、キタテハ、アカタテハ、クロコノマ
チョウ、キチョウ等が、次々と姿を現します。

陽だまりの落ち葉の上には、これも成虫越冬するオオハナアブと
ホソヒラタアブが止まっています。

ホタルトビケラが飛び出しました。
黒褐色の翅に、「ホタル」を思わせる頭部~胸部がオレンジ色の
トビケラの仲間です。
とんぼ池や、荒糸川の澱みで幼虫が育ち、11月下旬に羽化して
飛び回ります。
孟子不動谷のトビケラ類でもっとも遅くに羽化する種類で、このト
ビケラを最後に、孟子不動谷の「羽虫の季節」は終わるのです。

30日、午後から始めた葉脈標本のラミネート加工が手間取り、
17時までかかってしまいました。
60種の孟子の樹木の葉脈標本を取り終え、あとは展示物とし
ての加工を行うだけです。

30日は丸嶋さんは和泉山脈の清掃登山ということで孟子には
来ていません。
北原理事長も午前中は地区の慰安旅行で孟子には来ていませ
ん。

そんなこんなで午前中は、ありもと一人でしたが、15時を過ぎる
ころから北原さんはやってきてログハウスの内装をしています。

17時になり、あたりが一気に暗くなったのを契機に、二人とも帰
り支度を始めます。

ジェッ
タシギより太く、しわがれた1声を残して、アオシギが1羽、荒糸
川から飛び立って、雑木林の中に塒入りします。

キュキュキュキュ・・・
やすゆき公園から、ニホンアカガエルの鳴き声が響きます。

北原さんは軽トラに乗り込み、ありもとはバイクに跨り・・・・・
孟子不動谷を後にします。

来週は環境ネットワークの皆さんを迎えてのフォーラムです。
今週とは打って変わって、賑やかな週末になりそうです。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
アオサギ、コガモ、キジバト、アオシギ、カワセミ、アカゲラ
コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ
ルリビタキ、ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、ウグイス、エナガ
ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、クロジ、カワラヒワ
ウソ、ベニマシコ、イカル、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガ
ラス、カイツブリ、カワウ、ハイタカ、ノスリ、カシラダカ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両性爬虫類>
シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル、トノサマガエル
ニホンカナヘビ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<昆虫類>
オオアオイトトンボ、アキアカネ、マユタテアカネ、ホタルトビケ
ラ、マダラスズ、ツチイナゴ、コバネイナゴ、マツモムシ
ツマグロオオヨコバイ、リンゴワタムシ、オオスズメバチ
セグロアシナガバチ、オオハナアブ、ホソヒラタアブ
キチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、チャバネセセリ
テングチョウ、キタテハ、アカタテハ、クロコノマチョウ
ナミテントウ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

投稿者:ビオトープ孟子|投稿日時:2008年11月30日 20:45||

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