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孟子里山情報
孟子不動谷だより
大晦日(平成19年12月31日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
大晦日です。
朝起きて外を見ると、龍門山、雨山、生石山が雪化
粧していました。
平池のオオハクチョウは、西側の保育園の近くで、
マコモの根を掘り返して食べていました。
「パンばっかもらって、本来の餌の味を忘れるなよ」
そう語りかけてしまいます。
8:30
孟子不動谷到着です。
本年104回目の孟子調査(訪問)です。
今日も荷物が多かったので、バイクで奥まで行きま
す。
タマミズキの実にアオバトが来ています。
上空をノスリが舞っています。
冷たい季節風が吹きすさぶ、とても寒い不動谷の大
晦日です。
延命地蔵には昨日から、キレイに「吹流し」が飾られ
て正月準備OKです。
モズたちはどれも寡黙に、小鳥を追っています。
水路道で森さんに出会います。
「今日普段よりも遅いですね。」
「朝寒かったしなぁ・・・それに別にすることもないし、
新聞読んでたら、こんな時間になってしもてん。」
森さんは腰のリハビリのために毎朝歩いています。
犬飼池から水路道を歩き、天堤池の堤に登り、その
後参道を戻って帰宅するのです。
犬飼池の樋の上に、♂のカワセミが止まっています。
いつも顔を見せる、カワウの姿は不思議と今日はあ
りません。
ルリビタキがまだ囀っています。
水路道を山案山子に戻ります。
シロハラがありもとの気配に驚いて、藪の中に1羽、
また1羽と飛び込んでいきます。
エナガの群れが、コナラの枝の虫えいにぶら下がっ
て盛んに中をつっついています。
ヤマガラとコゲラが、ハゼノキにきています。
丸嶋水田では、キセキレイがせっせと餌探しをしてい
ます。
数mほどのところで、全く逃げずに餌探しをしている
ので、暫く撮影しながら観察してみることにします。
長い尾羽を上下に振りながら、刈り終えた田んぼの
上を歩き回り、嘴を時折、落ち葉の下やドロの中に
突っ込みながら、餌の昆虫を探っています。
ときおり全長2、3cmほどのガの幼虫と思われるイ
モムシを咥え出し、目を白黒しながら呑み込んでい
ます。
こんなに「シバれる」気候になっても、土中には結構
大きな昆虫がいるもんなんやなぁ・・・
ありもとは感心してしまいます。
土中の昆虫を穿り出すことができるか否か・・・・
この当りがセキレイとモズの「勝負の分かれ目」なの
かもしれません。
地上に出てきた昆虫しか捕らえることができないモズ
と、土中の昆虫をひじり出すことのできるキセキレイ・・・
モズがこの時期「小鳥狩人」にならねばならない理由
が、このあたりにありそうです。
山案山子に戻ると、丸嶋さんが来ています。
恒例「年越しそば」を打つためです。
今日は季節風が強く寒いので、ホワイティ&アイちゃ
んも室内に入れてもらっています。
軽く挨拶をして、天堤池までの観察を行います。
マダケの藪に♂若のルリビタキと、♀のルリビタキが
入って牽制しあっています。
昨日に続き、隣り合わせの「ライバル同士」のせめぎ
あいです。
天堤池の堤体のススキの種子に、アオジたちが来て
います。
ヒョー ヒョー ヒョー・・・・
この時期には珍しく、アオゲラが囀っています。
一通りの観察を済ませ、体中を凍らせて、山案山子に
戻ります。
丸嶋さんがソバ打ちをしています。
その傍らで、ホワイティ&アイちゃんが、憩っています。
「寒いですね。」
「昨日くらいから冬らしくなりましたね。」
「龍門山、雨山、生石山が雪被ってましたよ」
「そうか・・・明日初日の出見に、生石へ行こうかなぁ・・」
どこまでも元気な、丸嶋さんです。
「今日は、榎さんと森さんの家にもソバ届けようと思う
んやけど、いくつずついるかなぁ?」
「榎さんところはお祖父ちゃんにお祖母ちゃん、若夫婦
に美佑ちゃん&康成君で6人分。森さんとこは・・・・2人
前かなぁ??」
「そうですね・・・」
喋りながらも手は軽快に動きます。
孟子でソバ作りを始めて今年で6年目・・・・
丸嶋さんもベテランそば打ち職人です。。
テラスの前にセグロセキレイの夫婦が飛来しました。
小窓を少しだけ開けて、撮影しながら観察します。
セグロセキレイもキセキレイ同様、土の中に嘴を入れて
「探る」ことができます。
ですから大きなイモムシを土の中から掘り当てて頬張る
ことができるのです。
セキレイの仲間が、殆ど植物食をせず、冬を越せるわけ
が、今日しっかりと理解できました。
昼食を食べた後も丸嶋さんはソバ打ちを続けます。
ありもとは不動池上の尾根に、ウラジロ摘みに出かけま
す。
今年は例年の「注文」がないので、今日孟子に来ている
スタッフ分だけなので20枚もあれば事足りますが、来年
また「注文」が来るかもしれないので、山の状況を確認す
る意味でも、尾根をひとまわりすることにします。
不動池の上空をミサゴが舞っています。
数日前、犬飼池で狩りをしていたのと、恐らく同じ個体で
しょう。
尾根にはシロハラが結構多いです。
鈴なりになっている、ソヨゴの実を食べているのでしょうか。
ウソの群れも定期的に上空を通過します。
去年ほどは多くないものの、今年もウソの個体数は比較
的多そうです。
ドドドドド・・・・
ありもとの数m前を、イノシシが一頭走っています。
大晦日まで山に入る人はないと思ってくつろいでいたので
しょう。
「悪い、悪い・・・」
思わず逃げ去るイノシシの褐色の御尻に向かって語りか
けてしまいます。
ウラジロはほぼ平年なみ。。
来年「400採って!」と頼まれても、何とかなりそうです。
一回り山をめぐって16時・・・
丸嶋さんが既に帰っています。
山案山子の机の上に、3人前のソバを置いて帰ってくれ
ています。
ありがたくいただきます。
恒例の「塒入り大合唱」のヒヨドリの声に見送られて、平
成19年最後の孟子不動谷を後にしました。
会員及び関係者の皆様
最後になりましたが、本年も長い、長~い「孟子不動谷
便り」に付き合っていただき、本当にありがとうございま
した。
今年は前年に増して、さまざまな事業やイベントの多い
一年間でした。
そんな中でも104回も調査をすることができ、さまざま
な野鳥、昆虫、哺乳類、両生爬虫類、草花、樹木たちと
出会い、語らうことができました。
なんとか最後まで、大過なく過すことができたのは、皆
様のご支援の賜物と、心より感謝しております。
来る平成20年も、皆様にとって、すばらしい年でありま
すように祈念しつつ、今年最後の「孟子不動谷便り」を
結びたいと思います。
皆様、良い年をお迎え下さい。。
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<鳥類>
ミサゴ、トビ、ノスリ、キジバト、アオバト、カワセミ
コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ
ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ、ジョウビタキ、シロハラ
ツグミ、ウグイス、エナガ、ヤマガラ、メジロ、ホオジロ
アオジ、カワラヒワ、ウソ、イカル、ハシボソガラス
ハシブトガラス
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