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孟子里山情報
孟子不動谷だより
里育IN野上八幡宮(平成19年10月28日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
紺碧の秋空が眩しい、久々ぶりに気持ちよい夜明け
です。
6:30
貴志川河川敷に到着しました。
アリスイの個体数が一気に減少し、今日はたった1羽
しか見つけることができませんでした。
そのいっぽう、まだノゴマは沢山見られ、コヨシキリも
1羽、まだ残っていました。
上空をマガモの群れとオカヨシガモの群れが交錯する
ように飛び回っています。
今日、「ノビタキ爆弾」が投下されました。
いたることろに、ノビタキが止まっています。
物凄い数です。
ググッ グッグッグ・・・
おなじみの地鳴きの合間に、
ヒチュー ヒィー チィー ヒチュー・・・
と囀りを交えて、鳴き交わしています。
隣り合う個体は物凄い勢いで追いかけっこをし、右を
向いても、左を見ても・・・ クリクリ目玉のノビタキたち
でごった返していました。
和歌山の平地の草地や水田、河川敷などに、ごく普通
に見られる渡り鳥なのですが、貴志川ほどの物凄い個
体数が一度に見られる場所は、滅多にないと思います。
今日のタイムリミットは1時間です。
ノビタキと「遊んで」いるうちに、アッという間に7:30・・
コンビニで昼食のオニギリを買い込んで一路、野上八幡
宮です。
今日は今年度、子ども夢基金の助成で、NPO紀州えこ
なびとの面々の運営により行われているビオトープ孟子
の主催行事・子ども里山体験(通称:里育)の第3回、秋
のきのこ探検の当日です。
7:40
野上八幡宮到着です。
今日お願いしている講師の一人、「木の子クラブ和歌山」
の上谷君が早くも来てくれています。
今日は上谷君のほかに、「参加者」として一樹君を連れて
佐々木さん夫妻、それに中西さんが参加してくれることに
なっていて、ここに「主任講師」の岡田さんが入って「キノコ
最強メンバーズ」です。
本気でありもとは楽ができそうです。
イチイガシの葉陰をウラギンシジミが飛んでいます。
幼虫はクズ等のまめ科植物で育ちますが、照葉樹林が好
きな成虫越冬する大型のシジミチョウで、この時期シイカシ
の葉陰を、一見「ゼフィルス」を思わせるように飛び交って
います。
驚いたことに、ナガサキアゲハがまだ飛び回っています。
真っ黒な♂も、後ろバネに白の斑点を持つ♀も、います。
この秋がいかに暖かいかを具現化するようなものです。
8:00
榎本純子さん率いる、「紀州えこなびと」の面々総勢15名
が到着します。
ほぼ同時に岡田さんも到着して、スタッフはほぼ全員集合
です。
8:30
次々に元気な声と共に、参加者の子どもたちが到着します。
「おなじみの顔」「はじめての顔」 合わせて総勢31名です。
「里育」開催史上最高の参加者数です。
八幡宮の若宮司さん&先代宮司さんも「これだけ集まると、
エライにぎやかやなぁ・・・」と微笑みながら眺めています。
キノコや山の木の実を集めて、みんなで食べる・・・・
イベントのメニューに「食」が入ると、やはり参加者が一気
に増加します。
それに今日の、この眩しいばかりの秋晴れは、参加者急
上昇に「相乗効果」をもたらしているのは必定です。
9:00
「野上八幡宮きのこ探検」の開始です。
まずはえこなびとスタッフによる恒例の「アイスブレーキン
グゲーム」で和みながら班分けをした後、今日の講師の、
(特)根来山げんきの森倶楽部・岡田事務局長および、
木の子クラブ和歌山の、上谷君、佐々木さん夫妻、中西
さんを紹介し、班分けをした子どもたちを、「岡田グループ」
と「上谷グループ」に分け、いよいよ八幡の森にキノコ探検
です。
森に入ってすぐの間伐した雑木置き場に、キノコが「大豊作」
です。
ナラタケの大群落と、ハタケシメジがちらほら生えています。
子どもたちの黄色い声が響きます。
スタッフも「一安心」です。
里山で屈指の「美味キノコ」であるハタケシメジと、それなりに
美味しいナラタケをどっさりGETしてこれで「キノコ汁の具材」
は完璧です。
いきなりの「大豊作」に、気を良くしながら、山道を登って行き
ます。
そこここにからまるヤマノイモの蔓にぶら下がる「むかご」
メジロに食べられているものもあるものの、鈴なりにぶら下が
るアケビとミツバアケビ
道端に生えるミツバやカラムシ、それにドクダミ
それに、ソメイヨシノの幹に出るコフキサルノコシカケ・・・・・
さまざまな秋の恵に、歓声をあげながら、31名の「里山少年
少女」たちは、秋晴れの野上八幡宮を満喫しています。
即席の「お茶」を作るために「チャノキ」と同じ「つばき科」のヒ
サカキ(びしゃこ)を摘み、時計に目を落とすと10:30
そろそろ山をおり始めます。
それと今日は我々にとって「初めての試み」となる「食材」をG
ETします。
野上八幡宮に多いイチイガシ(ぶな科)のどんぐりです。
イチイガシは、かつて和歌山県下全域の丘陵地に豊かな照
葉樹林を形成していたと言われるカシ類です。
里山文化とともに大伐採をされ、一気に数を減らし、今では
南紀地方の自然度の高い照葉樹林の構成樹として点々と
分布しているほかは、紀北地方では神社やお寺の「鎮守の
杜」に分布しているのみのとても珍しい樹になっています。
このイチイガシのドングリは、かつて縄文人が大切な食糧に
していたそうです。
今や「珍樹」となったイチイガシが、沢山ある野上八幡宮の
森を舞台に決めたときから、思いっきり「現代人」の少年少
女たちに、「縄文人のニオイ」を嗅いでもらおうと思っていま
した。
「帽子」の同心円の模様がくっきりあり、その模様に沿って
毛深く毛が生えている特長的なドングリをみんなで嬉々とし
て拾っていきます。
「秋の恵」に袋や籠をいっぱいにして、八幡宮境内に笑顔の
帰還です。
ビニルシートの上に「収穫物」を並べて、「同定会」件「具材
集め」です。
ナラタケとハタケシメジ、それにミツバはキノコ汁の具
カラムシ、クサギ、ドクダミに、アケビ&ミツバアケビの皮、
それに岡田さんが持って来てくれたマスタケ&ブナハリタケ
は、天ぷらの具
それに「縄文人になってみよう!」のイチイガシのドングリ
はみんなだ帽子&荒皮&渋皮を剥いて、水洗い・・・
それにヒサカキ(びしゃこ)の葉は、フライパンでカラカラに
なるまで炒ります。
香ばしいニオイ、キノコの瑞々しいニオイ・・・・
さまざまな「秋のニオイ」に境内が充満します。
その境内上空を、ノスリが一羽、滑るように渡り去ります。
キノコの香り満点のきのこ汁
シブかったり、甘かったり、美味しかったり・・・・の天ぷら
それに野趣溢れるヒサカキ(びしゃこ)のお茶に・・・
最後は油でよく揚げた「縄文人のご飯」イチイガシのドン
グリ・・・・
今回の里山少年少女は、本当にラッキーです。
おそらく生まれて初めて味わう味覚・・・・
美味しかったり、渋かったり、苦かったり・・・・・
里山の秋の味がいっぱいに詰った、楽しい昼食でした。
昼食後は少し「ブレイクタイム」
子どもたち&えこなびとの面々による「だるまさんがころん
だ」ゲームです。
「鬼」の子が、「だるまさんがころんだ」の言いながら振り返
る、おなじみのストップモーションゲームです。
岡田さん 「僕らは”ぼんさんが へをこいだ”やったな」
佐々木さん「私もそう。でも主人は”だるまさんがころんだ”みたい」
ありもと 「和歌山市に住んでた頃は”へいたいさんがとおる”
そして、貴志川に越してきて”インデアンのふんどし”やった」
どれも共通して言えるのは「10文字」であるということ。
でもその台詞は、地方によってさまざま・・・・
でもストップモーションゲームのルールは、みな同じ・・・・
「不思議やなぁ・・・・」
そんなことを話しあいながら、講師連中は嬉々として遊ぶ子どもた
ちを眺めていました。
13:30
午後の「森の探検」です。
岡田さんの説明により、森のしくみを調べます。
まず、長さ15cmほどの樹の枝を3本、用意します。
それで森の林床に、正方形を作ります。
そして、模造紙を1枚、用意します。
そこに樹の枝で作った、15cm正方形の中にある落ち葉を、下が土
になり落ち葉が無くなるまでに拾い集め、模造紙の上に、並べて行
きます。
最初のほうは、形の整った落ち葉だったのが、どんどん下に向かう
につれて小さくなり、形が崩れ、バラバラになっていきます。
そう、
森の中
地面にふりそそぎ、一面に積もった落ち葉が、どんな順序で土にかえ
っていくか?を示す「標本」が、模造紙の上にできあがるのです。
ここで勉強するメッセージは、とっても難しい内容・・・
でも、一目瞭然の「視覚」に訴える「標本」が示されると、今回のよう
な幼い子たちにも、この「メカニズム」は充分に理解されるのです。
「植物の葉や幹は、直接昆虫に食べられないようにさまざまなしくみ
を持っています。
でもその”しくみ”を分解できるのが、午前中みんなで探したキノコな
んです。
地面に落ちた木の葉・・・ 地面に倒れた倒木・・・
それが何年・・・・何十年・・・・何百年・・・
キノコによりまず”分解”され、昆虫や小動物が食べ・・・・
そして最後に”土”になって、植物の”栄養”になるんです」
岡田さんのメッセージはとても平易な言葉で、なされました。
「セルロース」だの「リグニン」だの、「倒木更新」だの・・・・
そんな「小難しい」言葉は、もっと上の学校に進学したときに学べば
良いのです。
いまはこの「しくみ」を、森のニオイ、葉の手触りと一緒に、覚えてほ
しい・・・
それが今回の「コンセプト」なのです。
トゲナナフシ に モリチャバネゴキブリ
大型ヤスデ に カマドウマ ・・・・・・
「森の動く分解者」たちも次々に現れてくれ、子どもたちの「理解」は
益々深まったようです。
最後は、野上八幡の森の特徴的な木の葉(アオキ、サカキ、ヤブツ
バキ、クヌギ、イヌビワ)を使った「木の葉歌留多取り大会」で、楽しい
楽しい野上八幡の里山体験は幕を閉じたのでした。
ネイチャーゲームを駆使しての
孟子とんぼ池での泥んこ遊び ~ 春 ~
藤白神社での 昆虫採集 ~ 夏 ~
野上八幡宮での きのこ探検 ~ 秋 ~
海南・野上地区を代表するさまざまな自然の中で、昆虫やカエルや、
植物と戯れた3回の里山教室・・・・
いよいよ明けて1月27日(日)
海南市を代表する子ども向け公園施設・わんぱく公園で、「集大成」
を行います。
えこなびとの方々の献身的な運営により、本当に、本当に、すばら
しい行事となってきました。
昨年から「協働」しているNPO紀州えこなびとの方々に心から感謝
しつつ、秋晴れの野上八幡宮を、後にしました。
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<鳥類・貴志川>
カワウ、アオサギ、マガモ、オカヨシガモ、トビ、キジ、キジバト
カワラバト、アリスイ、ヒバリ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキ
レイ、ビンズイ、モズ、ノゴマ、ノビタキ、ウグイス、コヨシキリ
ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガ
ラス
<鳥類・野上八幡宮>
トビ、ノスリ、キジバト、コゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヤマガラ
メジロ、エナガ、カワラヒワ、ハシブトガラス
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