コンテンツ
孟子里山情報
孟子不動谷だより
雨・・・(平成19年9月30日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。
雨です。
孟子不動谷は、朝から弱くなったり・強くなったり・・・・
でも降り止まぬ雨が降っていました。
寒暖計の水銀柱は、とうとう1回も、摂氏20度に達す
ることはありませんでした。
おとといまでのあの暑さが嘘のような、涼しい・・・とも
すれば肌寒い、雨そぼ降る天気の下で、くすんだよう
な色合いをかもし出しています。
それでもありもとが孟子に到着した8時には、雨もほ
とんど降っていなかったので、天堤池~延命地蔵ま
でをセンサスすることにします。
相変わらず渡り鳥は少ないです。
今日は結局、やすゆき公園のマダケ藪で、ヤブサメ
を1羽見ただけに終わりました。
ヤマジノホトトギスが咲き出しました。
今朝、朝日新聞の和歌山版に、熊野のキイジョウロ
ウホトトギス開花の記事が載っていたと思ったら、孟
子でも、ヤマジノホトトギスが咲き出したのでした。
紫色の「うずら模様」をあしらった、小さな風車のよう
な可憐な花が、やすゆき公園林道に1つ、花開きまし
た。
ソバ畑のそばの草地では、コブナクサも咲き出しまし
た。
これは決して美しい花ではありませんが、やはり秋の
里山の道には、無くてはならないバイプレイヤーです。
シデコブシの実には、まだ小鳥たちが来ています。
今日はヤマガラとメジロだけでしたが、雨にもめげず
せっせせっせと飛来を繰り返し、ヤマガラはめいめい
にお気に入りの「隠し場所」のある林に、嘴に果実を
大事そうに咥えて、飛び込んでいっています。
シデコブシの実にヤマガラたちがこれほど執着してい
る様をきちんと観察しはじめたのは昨年からですが、
昨年は9月16日から盛んに食べ始め、9月22日に
はほぼ「完食」してしまっていたのに、今年は9月21
日から盛んに食べ始め、9月30日でもまだ果実はか
なり残留したままの状態です。
昨年は盛んに食べ始めてから完食まで7日間。
今年は今日現在で10日目で、まだ数日はかかる気
配です。
飛来している鳥の個体数は昨年とそれほど変化して
いるわけではないのに、これだけ「賞味期間」に差が
どうして出るのか・・・・
その謎を明かすために昨年と今年のシデコブシの花
期を拾い出して見ると、その「答え」がありました。
昨年(2006年)は3月25日咲きはじめの4月5日終
認。つまり花期は12日間
いっぽう今年(2007年)は3月14日咲き始めの4月
17日終認。つまり花期は34日間ということになりま
す。
つまり花期が長い分、五月雨式に果実が熟れるので
長くヤマガラたちが食べに来るということなのでしょう。
年によってこれほど花期に開きがあるのは、単なる気
候条件のみなのか?それとも種子を運んでもらう期間
を年によって長くしたり短くしたりする、シデコブシという
植物自体の「戦術」なのか?そのあたりは謎ですが、
今後もデータを取り続けるべき興味ある事柄であること
は確かなようです。
雨の中、シデコブシの果実を食べる小鳥を眺めながら
何気なくカエルの声を聞いていて、1つ気付いたことが
あります。
昨日と今日。
最高気温が30℃を大きく下回る気温でしたが、ニホン
アマガエルの声を一声も確認できませんでした。
2日間とも雨に降るアマガエルにとっては「願っても無
い」天候であるにも拘らず、先週まであれほどよく鳴い
ていたアマガエルの声が、無いのです。
それに替わって、昨日から、シュレーゲルアオガエルの
声が、一気に多くなっています。
今日なぞは、やすゆき公園のシュロの葉上に、上陸亜
成体の姿まで確認しました。
昨日今日盛んに鳴いていたのは、シュレーゲルアオガ
エルとトノサマガエル。
この2種と、ニホンアマガエルの卵確認の日のデータを
2006年の観察データから抜粋すると・・・・
シュレ 2006年5月28日 卵塊初見
アマ 2006年6月29日 卵塊初見
トノ 2006年5月28日 卵塊初見
となり、シュレ&トノが、アマよりも1ケ月早く産卵を始め
ることになります。
つまり、シュレーゲルアオガエルとトノサマガエルは低温
に強いということが、この現象の「原因」なのかもしれま
せん。
雨の日も調査自体はし辛いですが、それなりに面白い「発
見」もあり、また楽しいものです。
ここ2日間の雨で、一気に林床が湿り、漸くキノコが顔を
出すようになりました。
今日はやすゆき公園の林道に、キツネノカラカサが一気に
傘を開きました。
秋に地上に出る小型のキノコで、その名の通り、小さな白
い「唐傘」を広げたような、とてもチャーミングなキノコです。
イタチタケやヤマドリタケモドキも出ていますが、ヤマドリタ
ケモドキはどれもカビが来てしまっています。
長い間乾燥が続いたことがキノコの発育にも少なからず影
響しているのでしょう。
ともあれ、漸くキノコが顔を出し始め、乾燥しきっていた雑木
林の林床にも、漸く湿気が戻ったことを確認させてもらいま
した。
一日中冷たい雨の降る孟子不動谷・・・・
鳥も、昆虫も少なく、「実り少ない」ように見えながら、それで
いて好天には見られないさまざまな孟子不動谷の表情が垣
間見えた、それなりに「有意義な」一日でした。。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
キジバト、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセ
キレイ、ヒヨドリ、モズ、ヤブサメ、ウグイス、エナガ、ヤマガ
ラ、メジロ、ホオジロ、スズメ、ハシボソガラス、ハシブトガラ
す
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生類>
シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル、トノサマガエル
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<昆虫類>
オオアオイトトンボ、カトリヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカ
ラトンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、ネキトンボ、ササキリ
ウスイロササキリ、クサヒバリ、エンマコオロギ、カネタタキ
アオマツムシ、クモヘリカメムシ、ツクツクボウシ、アブラゼ
ミ、ツマグロオオヨコバイ、アオバハゴロモ、クロヤマアリ
オオスズメバチ、キアシナガバチ、スジグロシロチョウ、キチ
ョウ、モンキアゲハ、クロアゲハ、ウラギンシジミ、ヤマトシジ
ミ、ルリシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、ヒメジャ
ノメ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、ホシホウジ
ャク、クロウリハムシ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<花>
ススキ。チカラシバ、エノコログサ、コブナグサ、ツユクサ
イボクサ、トチカガミ、ヤマジノホトトギス、ツルボ、ヒガンバ
ナ、イヌタデ、ミゾソバ、ミズヒキ、イタドリ、キツネノボタン
イヌガラシ、ソメイヨシノ、キンミズヒキ、ワレモコウ、ヤブマ
メ、シロツメクサ、ゲンノショウコ、カタバミ、ガガイモ、クコ
イヌホオズキ、アキノタムラソウ、キツネノマゴ、オオバコ
スズメウリ、ツリガネニンジン、ヒヨドリバナ、ノコンギク
ヨモギ、アキノノゲシ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

