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孟子里山情報
孟子不動谷だより
ニワウルシの樹の救世主(平成19年8月26日)
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。
地蔵盆も過ぎ、暦の上では秋本番です。
しかしまだまだ残暑厳しく、8:30現在で寒暖計は28
℃を指しています。
犬飼池の堤体には、秋の草花が花をそろえはじめま
した。
ツリガネニンジン、ワレモコウ、そしてヒメノダケ・・・・
一気に開花を開始しました。
スズサイコの涼しげな花も目立ちます。
池奥の放置ウメ畑では、タムラソウが蕾をつけていま
す。
いよいよナニワトンボが水場に降り始めました。
♂が成熟すると赤や橙になる種の多いアカネ類の中に
あって、唯一青くなる「変わり者」のアカネ類です。
環境省RDBにも指定され、県下でも局地的な分布をし
ています。
2002年 8月17日
2003年 8月15日
2004年 8月24日
2005年 7月31日
2006年 8月11日
2007年 8月26日
過去7年のナニワトンボが水場に降りた日を並べてみる
と、2005年を除いてはほぼ8月中旬かそれ以降に記録
が集中しています。
犬飼池の南西側の池畔にあるクワの樹の周辺で、3頭
の♂がテリトリーを構え、隣接してテリトリーを張るリスア
カネと牽制しあっています。
やっと確認した「青いアカトンボ」に、しばし見とれてしま
います。
水路道を行きます。
相変わらずヒメアカネとマユタテアカネが多いです。
それに併せて、今日はカトリヤンマがやけに多く目につき
ます。
子連れのヒヨドリが止まっています。
ネザサの藪の中から、ウグイスのヒナの声が聞こえます。
上空をハチクマの♂が舞っています。
その隣で、成鳥のサシバが、「ピックイー」と鳴きながら円
を描いています。
やすゆき公園を、奥に進みます。
ソバの芽が、一斉に双葉を挙げています。
夏眠からしばし覚醒した、ミドリヒョウモンが空中を滑ります。
ニワウルシの樹には今年も、多数のイモムシが付いていま
す。
羽状複葉が、ささくれだって下を向いているのは、イモムシ
に食べられた後です。
毎年この時期、ニワウルシを食害するイモムシを目当てに
「救世主」たちが現れます。
ツツドリたちです。
昨年は8月19日、幼鳥1、赤色タイプ♀1が飛来し、ニワ
ウルシを食害するイモムシを一気に食べてしまいました。
果たして今日、かなり食害されたニワウルシの樹に、3羽
の標準タイプの成鳥が止まっています。
枝移りをしながら、嘴で巧みにイモムシをついばんでは、
次々に呑み込んでしまいます。
次から次へ、イモムシを咥えては、枝にたたきつけ、柔ら
かくなったところを、一気に呑みこんでしまいます。
物凄い速さで、イモムシを食べていきます。
ツツドリといえば全長33cm。ほぼキジバト大です。
そんなでっかい図体の鳥が3羽、物凄い勢いでイモムシを
ついばむのですから、食害されて弱り果てたニワウルシに
とっては、有難い「救世主」とでも言えるでしょう。
ここ2年ほど、不動谷でセンダイムシクイの繁殖個対数が
少ないので夏には殆ど残らなくなってしまいましたが、渡り
途中の彼等が、毎年ニワウルシを食害&枯死から救って
くれているのです。
この時期にしっかりと「プログラム」された、ツツドリの渡り
が、里山の樹を、イモムシや毛虫の「食害」から守ってくれ
ているのです。
自然界のバランスの妙に、驚愕するばかりです。
建屋に入れた、昼食の弁当を取りに戻ります。
12:20、寒暖計の針は、33.5℃を指しています。
やすゆき公園のテラスで、いつものように昼食をとってい
ると、ヤマザクラの枝先に、すっかり換羽を終えた、コサ
メビタキの成鳥が姿を現します。
目の前を飛翔する、♀のオンブバッタに飛び掛り、その広い
嘴で咥え、もとの枝に戻ります。
枝先にバシッ バシッと叩きつけて柔らかくしたあと、一気に
呑みこみます。
また飛び立っては今度はヤマトアブを咥え、そのまま一気に
呑みこみます。
小さな体に似合わぬ「ガマグチ」のような口に、ちょっと驚き
ます。
エナガの群れがなだれ込んで来ました。
まず「さきがけ」としてヤマガラの夫婦が通過し、その後ろか
ら一気に、エナガの群れが飛来します。
ニニニ ニニニニ・・・・
おなじみの賑やかな声で、やすゆき公園が満たされます。
エナガの群れの後ろの方に、センダイムシクイがくっついて
います。
エナガ同様、葉の裏側の虫に飛びついて、捕食しています。
センダイムシクイが見えなくなると、今度は夥しい数のメジロ
の群れに満たされます。
この時期の、エナガの群れは、だいたいこんな構成です。
エナガの群れと、メジロの群れの間に、渡り途中の旅鳥が
「挟まれる」形で入り込み、それ全体が、ひとつの「生き物」
のように、樹林の間を、めまぐるしく過ぎていきます。
サンショウクイの群れが、上空を過ぎていきます。
この時期には珍しく、♂のカワセミが、魚を咥えて飛んで行
きます。
ニワウルシのイモムシに、ツツドリが集結して、孟子の「鳥
暦」も、一気に秋めいてきました。
14:00
寒暖計は依然、32.5℃を指しています。
とんぼ池の観察をします。
普段より少し「涼しい」せいか、タンデム状態のキイトトンボ
が目立ちます。
ギンヤンマの♂が池面をすべり、ネアカヨシヤンマの成熟♀
が、水飲みに飛来します。
シオカラトンボが産卵を繰り返し、杭の上には、真っ赤なショ
ウジョウトンボが静止しています。
一通りの観察を終えて16:07
寒暖計が31.5℃を指しています。
まだまだ残暑厳しい孟子不動谷・・・・
しかし秋の草花は、一気に開花し、鳥たちの渡りが、いよ
いよ本格化の気配がしだしたのでした。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<哺乳類>
テン 糞塊
アナグマ 掘り跡
イノシシ 掘り跡
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
ツツドリ、サンショウクイ、キビタキ、カワセミ、キセキレイ
スズメ、ハシブトガラス、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラ
エナガ、ウグイス、ホオジロ、ヒヨドリ、キジバト、サシバ
ハチクマ、セグロセキレイ、コサメビタキ、ハシボソガラス
センダイムシクイ、トビ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、トノサマガエル、ニホンアカガエル
ツチガエル、ヌマガエル、ウシガエル
ニホントカゲ、ニホンカナヘビ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<昆虫類>
オニヤンマ、ギンヤンマ、ヤブヤンマ、カトリヤンマ、オオヤ
マトンボ、ネキトンボ、モノサシトンボ、ハグロトンボ、シオカラ
トンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ヒメアカネ
マユタテアカネ、コシアキトンボ、リスアカネ、ナニワトンボ
タイワンウチワヤンマ、クロイトトンボ、キイトトンボ、ベニイ
トトンボ、ネアカヨシヤンマ、ウスバキトンボ
クロアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハ、ウラギンシジミ
ヤマトシジミ、ルリシジミ、テングチョウ、チャバネセセリ
イチモンジセセリ、ミドリヒョウモン、モンシロチョウ、キチョウ
スジグロシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ヒメジャノメ、コジャ
ノメ、ヒカゲチョウ、クロヒカゲ、クロコノマチョウ、サトキマダラ
ヒカゲ、コミスジ、キマダラセセリ、ダイミョウセセリ、ツマグロ
ヒョウモン、ルリタテハ、アオスジアゲハ、ゴマダラチョウ、ベ
ニシジミ、ムラサキシジミ、コチャバネセセリ、カキバトモエ、
オオトモエ、キンモンガ、キマダラツバメエダシャク、ホシホウ
ジャク
クマゼミ、ツクツクボウシ、チッチゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイ
ゼミ、アメンボ、ヒメアメンボ、ベッコウシリアゲ、ヤマトアブ
ホシササキリ、クビキリギス幼虫、モチツツジカスミガメ、ハラ
ナガツチバチの一種、クロヤマアリ、オオフタオビドロバチ
マドガガンボ、ハイイロチョッキリ、コアシナガバチ、ササキリ
マガリケムシヒキ、オオハキリバチ、コバネイナゴ、シマアメ
ンボ、ヒメクモヘリカメムシ、クモヘリカメムシ、ツヅレサセコ
オロギ、ヒトスジシマカ、エンマコオロギ、オカメコオロギの一
種、コンボウアメバチ、ヒメギス、ヤスマツアメンボ、コガタス
ズメバチ、ハヤシノウマオイ、ナミホシヒラタアブ、ベッコウバ
チ、ミヤマクワガタ、キボシトックリバチ、ムネアカオオアリ
コウカアブ、オンブバッタ、ウリハムシ、クロウリハムシ
ショウリョウバッタ、ヒシバッタ、イボバッタ、コハンミョウ
オオスズメバチ、ヒラタクワガタ、キアシナガバチ、ヨツボシ
ケシキスイ、ヒメスズメバチ、オオゴキブリ、ヤマトタマムシ
アカマキバサシガメ、トビイロケアリ、ヤブキリ、スズバチ
ホソヒラタアブ、アメリカミスアブ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<花>
ツリガネニンジン、ヒメノダケ、ワレモコウ、マルバハギ
ノアズキ、コマツナギ、クズ、ボタンヅル、センニンソウ
ノアザミ、サジガンクビソウ、キツネノマゴ、アキノタムラソウ
ネムノキ、ツユクサ、ツルボ、ヌスビトハギ、ヘクソカズラ
ヒシ、ヒメジョオン、ミズタマソウ、ヒメムカシヨモギ、ヤマノイ
モ、カエデドコロ、スズメウリ、ヤブマオ、キツネノボタン
カタバミ、オオバコ、コナギ、エノコログサ、カヤツリグサ
ガガイモ、トウバナ、タカサブロウ、イヌガラシ、イヌナズナ
オニタビラコ、ミズヒキ、キンミズヒキ、シロツメクサ、ミソハ
ギ、スズサイコ、クサギ、アゼトウガラシ
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