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孟子里山情報
孟子不動谷だより
命もゆる季節の幕開け(2006/5/3~5/4)
ありもと@孟子です。 会員の皆様こんばんは。。
GW真っ只中です。
海外脱出を試みる人、近場の行楽地で遊ぶ人・・・
さまざまですが、ありもとはこの法人の一員になって
以来毎年、孟子で過ごしています。
お金がかからないこと、混雑がキライやから・・・・
さまざまな要因があるのですが、やはり一番の理由は
この時期の孟子が、大好きだからです。
羽化する春のトンボも、囀る鳥たちも、生き生きとし
ています。
葉が完全に開いたものの、まだ色は淡く、ツブラジイの
ブロッコリーのような花がそこここで開き始めるこの時期
の雑木林の景色もまた格別なのです。
ハチクマも、オオルリも、サンショウクイも・・・・
こういう背景で見るべき鳥のような気がするのです。
3日~4日、孟子で「居座り」ました。
3日サンコウチョウが渡来しました。
「チッチョーホイ・ホイホイホイ」
久しぶりに聞くさえずりのしらべです。
孟子に夏を呼ぶ歌声といってよいでしょう。
2002年 4月28日
2003年 5月 1日
2004年 5月29日
2005年 4月29日
2006年 5月 3日
2004年だけはなぜだか渡来が遅れましたが、その
他の年は4月最終週から5月初頭にかけてに「ご帰
還」となっています。
昨日♀を確認したオオルリの谷にも1羽の♂が入って
囀っています。
「そこはやっと今年オオルリが巣作りするかもしれんねん!
頼むからサンちゃん!出て行っってくれ・・・」
心の中で呟きます。
今年は那賀寺の入口の林に♂のキビタキが入ってい
ます。その奥の鎮守の杜にオオルリが1羽、そしてそこ
から西にかけて、天堤池の東側にかけてにもう1羽オ
オルリ、そしてその奥にキビタキが隣り合わせで2つ、
そしてその奥の、鶴者峠までにもう1羽オオルリが入っ
ています。
天堤池の奥の2つ並んだキビタキの片方には♀が入
っているのを確認しています。
めまぐるしい「宝石たちの勢力図です。
その間隙を縫うように、コサメビタキが1番い、そして
サンショウクイは5月1日に見つけた巣のほかにあと、2
番いが入って、ペアーで鳴きあいながら飛び回っていま
す。
今年は夏鳥が「大繁盛」のようです。
彼らに「圧される」形で、今年はクロツグミが少ないです。
まだどこで定位しそうなのか?よくわからないでいます。
オオルリ&キビタキは今、♀が入ってる場所は確実に繁
殖するでしょうが、♂のみで囀っているのは抜ける可能性
もあるので、クロツグミの「つけ込む隙」はまだまだsりそうで
す。
留鳥たちが、そろそろ巣立ちビナを連れています。
モズは巣立ち雛を、延命地蔵から、水路道沿いの雑木
林にうつしました。
エナガも群れを見ると、頭に茶色の頭巾を被った、瞬膜
の赤い巣立ちビナの姿が目立ちます。
天堤池の奥で、子連れのヤマガラに出会いました。
2羽のヒナをつれています。
1羽のヒナが、ありもとに興味を示して「ジャージャージャー」
と鳴きながら鼻先まで近づいてきます。
よく見ると、全体的にヤマガラの模様が出ていますが、まだ
一様な灰色のとてもかわいいヒナです。
記念撮影さしてもらいます。
カラ類のヒナはどれもよく似ていて、「両親」がついていない
と、見誤る場合もあります。
友人が巣から落ちたヒナをヤマガラだと思って飼育していた
らゴジュウカラになったという話を聞いたことがありますが、こ
れも頷けます。
メジロが口にシャクトリムシをいっぱいに咥えて忙しそうに飛
び回っています。
孟子の5月の雑木林は、一日歩き回っても、飽きることが
ない面白さです。
最近、雑木林ばかりに入って、チェックがおろそかになってい
るトンボ池のチェックをします。
ニホンアカガエルの幼生が、もうかなり大きくなっています。
足が生え、手が出て、オレンジ色に変化して上陸するの
も、もうすぐのようです。
昨年上陸した、若いトノサマガエルが池の上に浮かんで
います。
トンボ池も、そろそろ彼らの「独壇場」になります。
クロイトトンボとフタスジサナエが羽化を始めました。
クロスジギンヤンマの脱皮殻も、そこここに付いています。
ここ2、3日の暖かさで、一気にトンボも進みました。
この2日間で11種を確認しました。
いよいよ本格的な「とんぼの季節」の幕開けです。
3日は、先刻より行っていた炭焼きの「炭出し」と、次の
焼きにそなえての炭材の詰め込み&点火の日ということ
で、炭窯回りも賑やかです。
住野さん、木原さん、日浦さん、口井さん、山田さんた
ちが炭窯の周りで、忙しそうに活動しています。
炭窯の側に住野さんが建てた、囲炉裏つきの小屋で宿
泊するそうです。
今夜は一人、理事長から頼まれた助成金申請書を書
きながら、フクロウの声の調査をしながら徹夜する予定で
したが、少し賑やかになりそうです。
那賀寺の入口の石灯籠に営巣しているニホンミツバチの
巣が賑やかです。
分蜂の季節を迎えたのです。
この頃羽化する、新しい女王蜂に古巣を「譲っ」て、先住
の女王が「取り巻き」たちをつれて巣から出ることです。
暫く観察しながらその様子を撮影することにします。
働き蜂たちが巣の外に出てハネを小刻みに震わせて振動
させます。
すると巣の中からm働き蜂より一回り大きく全体的に真っ
黒な♂バチがどんどん出現して飛び回ります。
巣周辺はとんでもない騒ぎになりました。
撮影するありもとの頭にも、何頭も止まっています。
でもニホンミツバチはとてもおとなしいハチで、掴んだり、払
ったりしない限り、絶対に刺しません。
頭がモゾモゾしますが、そのままにしながら撮影します。
♂バチと無数の働き蜂が飛び回り、石段のそばのソメイヨ
シノの回りを真っ黒になって飛び回っています。
巣から出た女王が、ソメイヨシノの枝に止まると、そこに「押し
競饅頭」をするように♂バチ&働き蜂が止まり、見る見るう
ちにバスケットボール大の塊になりました。
毎年この時期に展開される「大自然のドラマ」ですが、今年
はじっくり観察することができました。
普通は17時を回ると、殆どのスタッフが帰途につき、一気に
静かになるのですが、今日は炭窯の作業があるのでみな賑
やかです。
残してあった花センサス調査調査を終えて、夕食をコンビニ
に買出しにいって囲炉裏小屋戻ると19時になっていました。
早めに夕食を済ませ、助成金の申請書を書き始めます。
シュレーゲルアオガエルとツチガエルが合唱しています。
クックックック・・・
林の中から、ニホンヒキガエルの声がしてきます。
孟子には大変数の少ないカエルで、どこで繁殖しているのか
まだ突き止めていません。
グロテスクで大型のカエルですが、雰囲気があってとても大好
きなカエルです。
1件目の申請書が書き終わった20時から、フクロウがなき
出しました。
20:02~20:30までは♂が「ホロッホホッホ」と鳴いていま
したが、20:35頃から♀の「ジェーッ・ジェーッ」という声が混
じり始めました。
20:43からの2分間は、♀のみが鳴いていました。
21:51 ヒクイナの囀りが聞こえ始めました。孟子で初見
です。例年は田植が終わると一気になき出すのですが、こ
んな時期から鳴いているのを聞いたのは、初めてのことです。
その後4時間のど「空白」になります。
2件目、3件目の申請書をどんどん書き進んでいきます。
奥の炭窯横の部屋では「酒盛り」が始まっているらしく、
20時ころに合流した江川さん、北原実恵子さん、土橋
雅子さんたちの歓声が時たま聞こえてきます。
酒を飲まないというのは有難いことです。
酒盛りの声が聞こえても「誘惑」されないからです。
日付変わって0時になって、再びフクロウがなき出しました。
20時代には一定の場所からきこえていたのが、この頃にな
ると、めまぐるしく声が近づいたり遠ざかったりします。
移動しながら鳴いているようです。
結局5:40頃まで、断続的に♂の声が聞こえました。
4日、朝6時から山に入ります。
最も「早起き」の鳥は、キビタキでした。4:39に第一声でし
た。
小鳥の鳴き始めの調査を始めて今年で3年目ですが、キビ
タキの「早起き」は例年同じで、サンコウチョウの「朝寝坊」も
例年通りです。
因みにこの日のサンコウチョウ第一声は7:01でした。
天堤池の北側の山塊をせめてみます。
尾根まで一気に上りつめ、そこで座り込んで暫く鳥の声を
聞きます。
キビタキ、オオルリ、サンコウチョウに混じって、ツツドリの木魚
をたたくような声が響いています。
口笛で「ヒョーヒョーヒョー」とやると、対岸で鳴いていたアオゲ
ラの♂が、「お嫁さん」を連れて警戒して飛んできました。
♂は僕の頭上の枝に止まって見えませんが、♀はすぐ側の
コナラの幹に止まりました。
近いです。
写真を撮ります。
ちょっとカワイソウなことをしてしまいましたが、この時期のアオ
ゲラのナワバリ意識の強さには感心してしまいます。
サワオグルマの池を覗きます。
黄色の花が満開です。
フトヒルムシロの地味な花も満開です。
その葉の裏にせっせと産卵する、クロスジギンヤンマの♀を
発見しました。
サワオグルマの黄花の上には、タベサナエが止まっています。
目の前の枝に、キビタキの♂が飛来します。
背中の黄色の羽毛を大きく盛り上げて、「ピッピーロ・・」と
呟くように歌っています。
撮影をします。
「ギッギーン・・・」と警戒の金属声を出しています。
ありもとを警戒しているだけではなさそうですが、警戒対象を
見つける前に飛び去ってしまいました。
尾根を再度越え、エビネの谷に向けて降ります。
尾根近くの、あまり花をつけない数株にエビネが、今年が3本
花柄を上げて花を開いています。
サンショウクイの夫婦が、口に巣材を咥えて、上空を飛び回っ
ています。
キビタキとオオルリが、競いあうように鳴き交わしています。
天堤池に降りてきます。
時計を見ると12時を回っています。
6時間も山の中にいたことになります。
でもあっという間の時間でした。
さまざまな「出会い」が、時間を短く感じさせてくれたのでしょう。
昨日分蜂したニホンミツバチの「一族」が姿を消しています。
1号池のへりの杭に止まった、ヨツボシトンボを撮影します。
4翅に明確な黒点を持つ、「プラヌピエラ型」と言われるタイプです。
上空を黒いアゲハの春型なまっています。
双眼鏡で見てビックリ! ミヤマカラスアゲハです。
孟子では夏型の記録しかなかったので、これは春型の「初記録」
です。
今朝羽化したようです。
ゲンゲに止まって、蜜を吸い始めました。
ギフチョウを思わせるように両方のハネをいっぱいに広げて、一心
に蜜を吸っています。
羽化直後で緑色の光沢がまだうまく出ていませんが、やはり綺麗
です。
アゲハは夏型より春型が圧倒的に綺麗ですが、夏型でも目を見
張るほどに綺麗なミヤマカラスアゲハ・・・
春型の美しさは、推して知るべしというところでしょうか??
さまざまな命に出会いました。
心も「お腹いっぱい」です。
例年通り、「贅沢」なGWの、二日間でした。
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<哺乳類>3日&4日
テン 糞塊
アナグマ 掘り跡
タヌキ 糞塊
イノシシ 足跡
ネズミの一種 巣穴
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<鳥類>
3日
スズメ、ツバメ、サンコウチョウ、キビタキ、オオルリ、ウグイス
ホオジロ、サンショウクイ、メジロ、キジバト、ヤマガラ、シジュウ
カラ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、コゲラ、エゾムシクイ、センダイム
シクイ、カワラヒワ、エナガ、アオジ、コルリ、アオゲラ、ヤブサメ
アオサギ、コサメビタキ、ヤマドリ、トビ、フクロウ、ハチクマ
クロツグミ、アカハラ、モズ、ヒクイナ
4日
フクロウ、トラツグミ、キビタキ、ヒヨドリ、メジロ、イカル、ホオジロ
ウグイス、エナガ、クロツグミ、ハシブトガラス、キジバト
オオルリ、コルリ、ヤマガラ、ハシボソガラス、アオバト、サンショウ
クイ、シジュウカラ、コゲラ、コマドリ、アオゲラ、センダイムシクイ
カワラヒワ、ヤブサメ、ツツドリ、サンコウチョウ、ツバメ、ヤマドリ
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