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孟子里山情報
孟子不動谷だより
ほたるの始まりとハチクマのランデブー(2006/5/19~22)
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@ 孟 子 不 動 谷 便 り @
@ 平成18年5月19日(金)~22日(月) @
@ ~ほたるの始まりとハチクマのランデブー~ @
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ありもと@孟子です。。 会員のみなさんこんばんは。。
平成18年5月20日~21日、長山団地にある阪和
銀行跡地ギャラリー「和(なごみ)」にて、孟子ビオトープ
展示会を行いました。
長山団地在住のスタッフの織田さんたちからの提案で、
北原実恵子さん&土橋雅子さんたちの音頭で開催
されたものです。
孟子記念館「山案山子」に収蔵されているありもと作
製の標本類やその他展示物を展示し、孟子で今焼
いている炭や、ハンドブック類の展示を行いました。
ありもとも19日の搬入&飾りつけから22日の後片
付けまで、お手伝いさせて戴きました。
・・・孟子の生き物たちとの「語らい」も忘れずに・・・
19日昼間、展示用の生物を採集するためにありもと
一人孟子とんぼ池に突っ立っていました。
黒江池には真新しいトノサマガエルの卵塊が浮かんで
います。
1号池では6頭のヨツボシトンボが壮絶な「マスゲーム」
を演じています。
ガマの間に無心で産卵する♀の上空で、♂たちの激し
いナワバリ争いが続きます。
クロイトトンボが次々に羽化し、成熟したカップルは尾
繋がり状態で次々に産卵を繰り返しています。
その傍らで産卵していたクロスジギンヤンマの♀を、横
合いから飛来した♂がかっさらって交尾しました。
とんぼ池は、初夏のたたずまいに変化し、トンボたちの
賑やかな息遣いを感じました。
そのトンボ池で、マツモムシやマメゲンゴロウ、トノサマガ
エルやヌマガエル、カスミサンショウウオの幼生に上陸し
たばかりのニホンアカガエルの亜成体を採集して、水槽
に放してゆきます。
上空をハチクマの♂が舞っています。
前年黒色タイプから入れ替わった褐色タイプです。
サンコウチョウの鳴き声が聞こえます。
番いで並んで、サンショウクイが上空を飛びすぎます。
雨の予報に反して、薄日が差し込むとんぼ池で、孟子
を満喫してひとときでした。
翌20日、いよいよ展示会第一日目の当日です。
展示会場9時過ぎ集合・・・
ということで、朝6時、たった一人で孟子とんぼ池に佇
みます。
半成熟のショウジョウトンボを今年初めて確認しました。
1号池から、モノサシトンボが次々に羽化してきていま
す。
真夏のトンボたちも「スタンバイ」を始めました。
天堤池の奥に行きます。
センダイムシクイが盛んに囀っています。
その奥で、ツツドリの木魚をたたくような声が響きます。
托卵するものと、されるものの声が、奇しくもシンクロします。
そのもっと奥で、カッコウの声もします。
今年の夏鳥の渡来状況には、本当にムラがあります。
クロカタビロオサムシとオオオサムシが這い回っています。
冬眠から醒めたオサムシたちに、初夏の孟子を感じま
す。
サンショウクイが営巣するコナラに到着します。
コナラの葉がいっぱいに開き、巣は全く見えません。
でも♂♀が定期的に、餌を咥えて飛来しています。
順調に繁殖が進んでいるようです。
チッチョーホイ・ホイホイホイ・・・
すぐ近くでサンコウチョウの声がします。
口笛を鳴らします。
ギギッ・ギギギギギッ!
目の前を30cmほどの飾り羽をひらめかせて、♂の成鳥が
飛び過ぎます。
今年初めての「孟子の夏のスター」との出会いです。
オオルリの囀りに見送られながら、谷を後にします。
そば畑のところにきて、ネムノキに飛来したメジロを双眼鏡で
見ると、今年生まれの幼鳥でした。
例年6月に入らないと出会えないのに・・・
今年は少し繁殖時期が早まったようです。
孟子によく遊びに来る大家さんが見つけたコゲラの巣から
巣立ち間際の幼鳥が顔を出しています。
巣の回りで、嘴に虫を咥えた両親が「ギーキッキ」と鳴き
ながら巣立ちを促しています。
すっかり羽毛が生え揃った幼鳥が、不安そうに下方を眺
めています。
恐らく今日巣立つでしょう。
時計を見ると8時50分を回っています。
「ピ~ヨォ~・・・」
おなじみに声に上空を見上げると、♀のハチクマが上空
高くを舞っています。
その声に呼応するように、那賀寺の山塊の上空低くに
♂が姿を現しました。
近いです。
写真を撮ります。
そのままゆっくりと旋回上昇して、先に上空に出現した♀
と同じ円に入ってランデブー飛行を行います。
これで孟子に飛来する「夏の旅人」は、勢ぞろいしたことに
なります。
ギャラリー「和(なごみ)」で、50名強のお客様を出迎えた
あと、19時に解散し、そのまま孟子の谷に入りました。
翌日は5時から学生ボランティアによる鳥類モニタリングサ
イト調査なので、帰るのが面倒なので宿泊することにしま
した。
20時、トンボ池の周辺に、懐かしい黄緑色の光を見つ
けました。
ヘイケボタル♂のトモシビです。
ざっと数えて50個超です。
荒糸川に沿うアラカシの葉の上に、10頭ほどの♂のゲン
ジボタルが光っています。
昨年この数に達したのが5月30日・・・・
単純に見ても10日早い状況です。
今年は春に「寒の戻り」が多く、タベサナエを初めとするト
ンボ類の羽化が例年より若干遅れ気味に推移していま
す。
ですからホタルもそれに準じて・・・・
と思ったら、あにはからんや・・・早いのです・・・・
自然って本当に「つかみ所のない」怪物のようです。
シュレーゲルアオガエルの♀が参道に目立ちます。
彼女たちに先駆けて水田やトンボ池に「スタンバイ」し、
盛んに鳴いている♂に向かうところです。
何枚か撮影します。
緑色のブリキのおもちゃのようなその姿は、ありもとの大好き
な両生類のひとつです。
フクロウの♂が鳴いています。
どんどん声が近づき、那賀寺の山塊に飛来しました。
おそらくトンボ池のカエルたちが「目当て」なのでしょう。
折角の「食事の時間」を邪魔してはカワイソウなので、
小屋に戻って寝ることにします。
今年3度目の宿泊にして、初めての「就寝」です。
翌朝4時、目覚めます。
キビタキがもう、歌っています。
早々にシュラフをたたみ、用を足し、買ってきたパンを
口に放り込んで、野帳を片手に外に出ます。
ホッホッホッホッホ
♂のフクロウが背後近くで呟いています。
任意記録として、4時20分から野鳥の記録を始め
ながら参道入口へと向かいます。
入口ではスタッフの山田知恵子先生が、4名の中学
生をつれて、まっていました。
久々に藤田君の顔も見えます。
朝の挨拶を済ませて調査を開始します。
ヒヨドリとメジロが一斉に歌っています。
それに負けまいと、ホトトギスも歌っています。
水路道を歩きながら、調査を続けます。
オオルリが朝一番しか囀らなくなってきました。
繁殖が順調なようです。
キビタキは相変わらず、賑やかに歌っています。
シライトソウの谷から、サンコウチョウの声が聞こえます。
1時間でルートセンサスは終了です。
その後簡単に野鳥調査の方法などについて、参加して
くれた中学生たちにレクチュアを行い、8:30、帰らねば
ならない藤田君と二人で、入口に向かって水路道を歩
きます。
北原実恵子さんの運転する車が「男前」な音を響かせ
て参道を走りこんできます。
ありもとを見止めて停車し、
「とんぼ池にある紫色の花、今日展示するけど、あれって何?」
「ハナショウブ!」
こともなげに答えます。
入口に近づいたとき、「カッカッカッカ」と懐かしい声・・・
オオタカのペアがこちらに向かって飛んできます。
♀は下尾筒をいっぱいに開き「カモメ飛び」をしています。
その後ろから♂が追飛しています。
見上げる二人の上空で踵を返し、1月~3月に盛んに♀が誇
示止まりしていた山塊に向かって戻っていきます。
彼らの「子育て」も順調なようです。
入口で藤田君と別れ、お客様をお出迎えします。
和歌山市にある「福寿草の会」の面々です。
里山の自然観察をしたいと、以前から依頼を受けていたにも
拘らず、こちらが出張続きでバタバタしていてのびのびになって
いたのです。
やっと観察会が実現したのでした。
11名の皆様お出迎えし、観察会を開始します。
皆さんを歓迎するかのように、上空をハチクマの♂が舞って
います。
水路道からシライトソウの谷に達します。
今年はじめて、ヤマカガシの幼体に出会います。
クリクリとした大きくて丸い瞳が、愛くるしく光っています。
写真を撮ります。
シライトソウの数百の群落が、今見ごろです。
一同、歓声が上がります。
テラスで食事を済ませたあと、那賀寺の参詣をし、とんぼ
池で簡単なトンボ観察を行います。
何気なく紫の花の葉を触ります。
ハナショウブには必ずある、葉の中央の稜がありません。。
カキツバタです・・・
実恵子さんにウソを言ってしまったことが発覚しました。。
ちゃんと観察しとけばよかった・・・
ホゾをかみます。
その後14:30の閉会時に、展示会のお知らせをするとみ
な「ぜひ行きます」とうれしい答えを戴きました。
足早にギャラリー「和」に急ぎます。
昨日より沢山のお客様が来場されているようです。
「福寿草の会」の方々も、みな来場してくれました。
展示物を眺めたり、談笑したり・・・・
和やかなひと時が流れます。
19時、2日間にわたる展示会が閉会しました。
結局2日間で120名の来場。
長山団地の方々のみへの広報としては「大成功」といえ
そうです。
人数的にも本当に適切・・・
ありもとにとっても本当に気持ちよい「展示会」でした。
22日、撤収して「放り込んだ」だけの展示物の整理を行
います。
一足早く来てくれた土橋さんと一緒に、展示標本を収蔵
しなおし、パネルを整理します。
江川さんも駆けつけてくれて、片付けを手伝ってくれました。
山案山子のそばで、ホオジロの♂が警戒声をあげています。
昨日イモムシを咥えた♀を見ていたので、巣立ち雛がいる
ものと、片付けの手を止めて観察します。
巣立雛の声がイタドリの草間からしています。
それにしても♂の血相の変え様は尋常ではありません。
靴に履き替えて外に出ます。
巣立ち雛の声のしていた草むらに近づくと、ブチ模様のネコ
が1頭、伏せていました。
「コラッ!!」
しかりつけると、慌てて那賀寺の石段を登ってゆきます。
ホオジロの♂が静かになりました。
片付けを続けていると、背後から一斉にウグイスの谷渡り
が聞こえました。
外に駆け出します。
上空低くをハチクマの♀が舞っています。
慌ててカメラに500mmレンズを取り付け撮影を開始します。
昨年同様、白色型です。
初列風切に僅かな欠損があります。
皆さんで遅めの昼食を食べ、残っていた後片付けを完了し、
15時、孟子不動谷を後にしました。
長い長い、孟子での4日間でした。
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<哺乳類>
イノシシ(足跡)
タヌキ(足跡)
テン(糞塊)
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<鳥類>
アオサギ、ハチクマ、トビ、オオタカ、サシバ、ケリ、キジバト
カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、フクロウ、カワセミ、アオゲラ
コゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、クロツグミ
ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ
サンコウチョウ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ
カワラヒワ、イカル、スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス
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<両生爬虫類>
カスミサンショウウオ、ニホンアカガエル、ツチガエル、ヌマガエル
トノサマガエル、ウシガエル、ニホンアマガエル
シュレーゲルアオガエル
シマヘビ、ヤマカガシ、ニホントカゲ、カナヘビ
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<昆虫類>
ホソミオツネントンボ、モノサシトンボ、クロイトトンボ、ニシカ
ワトンボ、ヤマサナエ、オグマサナエ、タベサナエ、フタスジサ
ナエ、トラフトンボ、ギンヤンマ、クロスジギンヤンマ
ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、シオヤトンボ
ヨツボシトンボ、ハラビロトンボ、
モンシロチョウ、ヒメウラナミジャノメ、ジョウカイボン、キンイロ
ジョウカイ、クロヒカゲ、モンキアゲハ、アメンボ、ヒメアメンボ
クロコノマチョウ、キイロホソガガンボ、コミスジ、サトキマダラ
ヒカゲ、コガタスズメバチ、キアシナガバチ、フキバッタの一種
(幼虫)、オオスズメバチ、クロカタビロオサムシ、サキグロホシ
アメバチ、ヤマガタヒメバチ、ヒトスジシマカの一種
オオオサムシ、アオスジアゲハ、ホソアシナガバチの一種
コマルハナバチ、コジャノメ、クリヤマアリ、カマドウマ、オオモ
ンシロナガカメムシ、ムネアカオオアリ、キボシアオゴミムシ
ハルゼミ、クマバチ、セイヨウミツバチ、クロコガネ、ニセリンゴ
カミキリ、ニホンチュウレンジ、ツマグロオオヨコバイ、オオヨコバ
イ、アカマキバサシガメ、キイロクビナガハムシ、ホソヘリカメムシ
ニホンミツバチ、コクワガタ、ナガメ、トゲヒシバッタ、ヒシバッタ
ハネナガヒシバッタ、ナナホシテントウ、ヤマトシジミ、コチャバ
ネセセリ、クロアゲハ、キンモンガ、
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